本の内容

イタリア移住のための実用書。移住に関する詳細情報を扱うシリーズもの第1弾。実際にイタリアへ移住した人たちの体験を綴った愉快なブログ記事も掲載されており、本書はふとイタリアを訪れ、その地に恋をし、ウンブリアへ移住してしまった著者による実体験によって集められた情報を元に、主にイタリアのビザ、イタリアの運転免許証、交通手段、日常生活の様子、ウンブリア観光などについて書かれています。
イタリアへの移住を視野に入れている人はもちろん、イタリア事情に興味のある人も楽しめる1冊です。

この本の楽しみ方・魅力

Umbria on a Whim の魅力をたくさん知り尽くした共同翻訳者のみなさんに、
この本の楽しみ方を教えてもらいました!

  • インターネットやSNSの発展で、海外の情報が簡単に手に入るようになり、きっと多くの人が「自分も一度は外国で暮らしてみたい!」と憧れたことがあるのではないでしょうか? でも海外に「旅行に行く」のと「現地で暮らす」のは全く別物です。この本の著者は、実際に自然豊かなイタリアのウンブリア州に移り住み、その具体的な手続きの詳細やその苦労、移住についてのリアルな情報をコンパクトにまとめています。「実際に住んでみるってどんな感じ?」「英語圏じゃない国で暮らすのは大変?」「移住の魅力は?」等々、海外生活に興味を持つ方の参考になること間違いなしです。

    K.Y.

  • イタリアに行く意欲はあっても、何から始めたら良いのかとっかかりを見つけるのは難しいもの。そんな時にこの本を読んで頂ければやるべきことが明確になりイタリア移住への道筋がはっきりと見えてくると思います。よりスピーディーに移住を進めるためにも、ぜひお読みいただきたい一冊です。

    森田 晶子

  • いつか移住をしてみたいけどなんだか不安、手続きが大変なのはみんな同じ。気まぐれに訪れた場所の、お気に入りの家に住みたい。そんな気持ちになったことは誰しもあるはず。その夢を実現するためのたくさんのステップを、あるときはイライラし、あるときは楽しみながら進んでいった原作者の気持ちが伝わる一冊です。

    木野 真衣子

  • 魅力は何といっても著者や聞き取り調査をした方々の貴重な実体験に基づく、具体的な事例やちょっとしたお役立ち情報だと思います。うまくいかないことがあっても、諦めず取り組むことの大切さや多くの人が経験するであろう移住先での戸惑いやそれに対する対処法が丁寧にわかりやすく書かれています。目次をご覧になり、必要な項目から順番に読まれるのもよし、時系列で遭遇したことを物語として読むのもよし、海外移住を疑似体験するのに読むのもよし。ご自分の目的に沿って読めるのが、他にはないこの本の楽しみ方だと思います。

    岡田祐子(ショコラ)

  • 実際に海外に移住しよう!と思ったとき、何をすればいいか、気を付けることは何かなど、現地に住んでいる人に聞くのが一番!Umbriaに移住した筆者が実際に必要だと思った内容が網羅されたこの本を読めば、イタリア移住が身近になります。あなたの夢の実現に向けて、大きな一歩を踏み出せます!

    林 瑞絵

  • "Umbria on a Whim" は、イタリアの美しいウンブリア地方への移住果した著者による移住ガイドブックです。この本は、ウンブリアの自然、文化、そして人々の暮らしも鮮やかに描き出しており、読者をこの魅力的な地域へと誘います。私たち訳者は、原書の持つ情感やリズムをできる限り忠実に日本語に移し替えることを心がけました。
    この本を読む際には、ぜひウンブリアの風景を思い浮かべながら、ゆったりとした時間の流れを感じていただきたいと思います。ページをめくるごとに、ウンブリアの古い街並みや豊かな自然が目に浮かび、まるでその場にいるかのような感覚を味わえるでしょう。また、原作者のユーモアや機知に富んだ表現も楽しんでいただけるよう、細やかなニュアンスの表現にこだわりました。

    T.

  • 海外移住と言うと誰もが慎重になる。考えなければならないことや準備しなければならないことが山積みだ。永久ビザの取得は? 仕事は? 住居は? 病気になったら? 本当にキリがない。著者のTara OSH氏は韓国で生まれ、その後アメリカ人の養親の下で育った。海外経験豊富で語学堪能、世界各国を旅行し世界市民として活躍している。行く先々の国々での生活に順応するために、著者は事前に綿密な計画を立て、入念な準備を怠らなかったことだろう。ところが、何事にも用意周到な著者がひらめきでウンブリア州移住を決めた。ウンブリア州にはどんな魅力があるのだろうか。日本ではそれほど知名度が高くないウンブリア州の魅力が余すところなく紹介された「Umbria on a Whim」をご堪能あれ。

    Rosaly

ブックレビュー

日本ではそれほど知られていないウンブリア州。そのウンブリア州の魅力を語ることで、イタリアという国の魅力を再認識させてくれるのがこの「Umbria on a Whim」だ。著者夫婦の個人的体験や、さらにウンブリア州移住を決めた外国人から聞いたエピソードを交えながら、ビザ取得、住居問題、日常生活等、イタリア移住に必要な知識を提供するだけでなく、ガイドブックでは得られない本音のイタリアを感じさせてくれる。観光旅行でウンブリア州を訪れた著者が、ひらめきでウンブリア州移住を決めたのはなぜか? ガイドブックだけでは得られない、随所に散りばめられた生身のウンブリア州の魅力が本書の醍醐味だ。

Rosaly さん

行く前に知っておきたい滞在ビザや運転免許、日々の買い物からレストラン事情まで、読んでいるだけで気分はもうイタリア!
移住に伴う不安や煩雑な手続きについて、行ってみて初めてこんなに大変だったと気づくことが多い中、不安解消の一助となる1冊です。ビザの種類などイタリア語も併記されているため、現地で困ったときもこの1冊が頼りになります。現地に移住した筆者だからこその生きた情報満載です。住宅購入に関しては、すでに第2弾を構想中のため、本著では詳しい情報は掲載されていません

林 瑞絵 さん

著者がBasics Vol.1と冠した通り、続編を考えて書かれています。必要なことに焦点を絞って、海外移住者がイタリアへ渡った時、真っ先に直面するお困り事への解決策を効率よくお伝えしたいという気持ちにあふれている作品です。あなたはどうやって移住を決めますか?本文より引用「初めてイタリアの田園地帯をドライブしたときに、主人はなだらなか丘の緑を見て、その美しさに感動し、私に向かって『ここに引っ越さないか?』と言った。『もちろん、OKよ』と返事し、それが私たちの新しいウンブリア生活の始まりとなった。」人生経験豊富で素敵なカップルに訪れた瞬時のひらめきが移住の決め手となりました。実用書なのに心躍る、素敵な夫婦、そして彼らと同じ移住初心者たちの体験ヒストリーを是非ご堪能ください。

岡田祐子(ショコラ) さん

イタリアでの生活を始めるにあたり、どんなことが待ち受けているのか。この本を読めば、その入門編を楽しむことができます。楽しむだけではなく、もし自分が移住するとしたら・・・と考えながら読むことで、原作者の体験を、まるで自分のことのように感じながら読み進めることができるでしょう。

木野 真衣子 さん

暮らしが落ち着くまでの数々の苦労・・・を乗り越えたら、その分素晴らしい人生が待っている!そんなポジティブな気持ちになれる本です。手続きのプロセスや生活のリアルな情報のほか、著者が現地で体験したり本でシェアされたりした数々のエピソードも必読。もし、海外移住に迷っている人がいたら、これを読むと勇気がもらえて、夢を叶える一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

K.Y. さん

誰しも海外移住の夢を一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。漠然としたイメージを現実に落とし込んでいくのは容易ではありません。タイトルにもあるように、気の向くままに肩ひじを張らずイタリア移住の夢は叶うということを楽しく伝えてくれる一冊です。そしてやるべきことをしっかり明確にしてくれるのがこの本の一番の魅力です。著者や移住者の方々の体験記など、リアルな感想を聞くことができるのもまた魅力だと思います。移住を進める第一歩としてぜひ手に取って頂きたいです。

森田 晶子 さん

"Umbria on a Whim" は、イタリア好きの方はもちろん、旅や文化に興味があるすべての読者におすすめの一冊です。原作者は、ウンブリア地方の隠れた魅力を発見する旅を通じて、自然や歴史、そして現地の人々との交流を描いています。特に印象的なのは、原作者の観察眼と感性が細やかに反映された描写です。
この本は、単なる移住ガイドブックではなく、ウンブリアという地域が持つ奥深い魅力を多面的に紹介しています。原作者が伝えたかったのは、表面的な観光地ではなく、日常の中にある美しさや、時間とともに変わりゆく風景の魅力です。読者は、この本を通じて、自分自身の目で世界を新たに発見する喜びを感じることでしょう。

T. さん

著者紹介

Tara OSHタラ・オシュ

タラ・オシュは、イタリアのウンブリア州を訪れた際に見つけ、気まぐれで購入した夢のマイホームに夫、二匹のビーグル犬、二匹の猫と一緒に暮らしている。韓国で生まれ、米国オレゴン州の養父母の下で育った著者の国境を超えた国際的な個性は、その名前にだけでなく、グローバル市民としての活躍ぶりにも顕れている。英語教育者のプロとして、世界中を旅する自由を得、現在は自身の経験を分かち合うことで人々の助けになることを願い執筆活動をしている。著者はまた、どんなに用意周到に計画を立てている人物ですら、勢いで夢を現実に 変えてしまうこともあるということの体現者でもある。

翻訳者について

“Umbria on a Whim” 『気の向くままにウンブリア』英日対訳本(電子書籍)は、フルーツフルイングリッシュ「翻訳本出版プロジェクト」に参加された14名の共同翻訳となっています。

原書を何度も読んで理解するところからスタートし、たくさんのステップを経て生み出された、皆さまの努力が詰まった一冊です。

  • 蒼井 ちさ
  • 岡田 祐子
  • 木野 真衣子
  • ステイトン富美子
  • 林 瑞絵
  • 福田 千夏
  • 村田 洋子
  • 森田 晶子
  • 横山 かよ
  • 葭葉 有沙

他4名 ※順不同

書籍情報

タイトル
Umbria on a Whim
邦題
気の向くままにウンブリア
著者
Tara OSH
ジャンル
実用書
出版年月日
2025年4月10日
ページ数
116ページ
ISBN
978-4-9912684-9-6
価格
990円<税込>