Hello from Canada!
Fruitful English 講師のYukoです。
シリーズでカナダについてのあれこれを現地よりお届けしています。
※前回の記事「【2024年パリオリンピック】チーム・カナダのユニフォーム」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
さて、
カナダから1時間弱で
フランスに行けるって知っていましたか?
カナダは広い!
カナダの国土は広いです。
北は北極圏、西は太平洋、東は大西洋。
南と北西はアメリカと接しています。
カナダ国内には6つの時間帯があります。
主要都市のトロント(オンタリオ州)から
太平洋側のバンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)まで
約4000km、飛行機で5-6時間かかります。
国内移動でもそんなに時間がかかる
広いカナダからフランスまで1時間かからない!?
あ、ケベック州ではないですよ。
ケベック州はフランス語圏ですし、
カナダからの独立運動もありますが、
れっきとしたカナダの一つの州です。
フランス語圏のケベック州ではなく、
「フランス」がカナダの近くにあるということ?
どこかというと
カナダの最も東に位置する
大西洋に浮かぶニューファンドランド島、
その島の南に
サンピエール島及びミクロン島(Saint-Pierre-et-Miquelon)
があります。
ここがカナダから1時間弱で行けてしまうフランスなんです。
なぜこんなところにフランス?
1534年フランス人の探検家ジャック・カルティエが
大西洋を渡ってセントローレンス川沿いを探検し、
一帯をフランス領としました。
その後、フランスから入植者がやってきました。
少し遅れて、今度は英国が
カナダ北部のハドソン湾付近に進出しました。
世界各地の植民地を争った英国とフランスの対立は
最後には北米にも舞台を移し、
1759年ケベック・シティ近くで両軍が衝突。
英国軍の勝利となり、
フランスはカナダの植民地を放棄することになりました。
このときにフランス領として残ったのが
サンピエール島及びミクロン島なんです。
フランス本土よりカナダに近いけど、フランス
サンピエール島及びミクロン島は
フランス植民地の名残なんですね。
現在はフランスの海外準県です。
言語はフランス語
国旗はフランスの国旗
通貨はユーロ(カナダはカナダドル)
電圧は220ボルト(カナダは110~120ボルト)
プラグの形も違う
フランス本土よりもカナダに近いのに、
やっぱりフランスですね。
外国になりますので、パスポートが必要ですが、
カナダ人なら写真付き政府発行の身分証明書があれば入国できるそうです。
お酒の密輸入で栄えた時代も
アメリカにも近いので、
1920~1933年のアメリカの禁酒法時代には
お酒の密輸入の栄えたそうです。
色々読み始めたら
歴史もフランスから遠いフランスの暮らしぶりも
おもしろいです。
飛行機かフェリーで
飛行機だったら
ニューファンドランド島のセントジョンズから45分
ハリファックスから1時間半
モントリオールから3時間15分
パリから5時間(夏期のみ運行)
です。
ニューファンドランド島からはフェリーも出ています。
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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