Hello from Canada!
Fruitful English講師のYukoです。
日本では年が明けると受験シーズンを迎えますね。
カナダでも1-2月は大学に願書を提出する時期なんですよ。
カナダには入試がない
日本の受験シーズンは寒い時期ですし、体調管理はもちろんですが、
雪で電車やバスが止まったり、遅延になったりと予期せぬこともあり、
試験会場に座るまで油断できません。
しかし、カナダではそのような心配は無用です。
なぜかというと、入学試験というものがないからです。
○月○日にわざわざ大学や試験会場まで行って、入学試験を受けなくていいんです。
(大学や学部によっては面接があったり、留学生は語学試験などが求められることがあります)
高校の成績
じゃあ大学に入るには何が必要かというと、
一番大事なのは
高校の成績です。
高校最終学年(6月卒業)の1-2月に願書を提出するので、
最終学年(12年生=高校3年)の成績がまだ出ていません。
よって、その前の年(11年生=高校2年生)の成績を提出することになります。
レベルの高い大学ですと、
academic 単位と呼ばれる英語・フランス語・数学・社会・理科といった主要科目の平均点が
95点以上でも入学が難しいらしいです。
まんべんなく成績が良くないといけない、というのも大変ですね。
がんばったことをアピール
数学が特に秀でているのに文系の成績がイマイチという人もいますよね。
そういう時はエッセイ(作文)や実績でアピールです。
例えば、
数学オリンピックで入賞した
数学の能力を生かしてアプリを作った
数学の論文を書いた
なんでもよいので、自分のアピールポイントや実績をこれでもかとアピールしまくります。
それらをどう伝えるか、プレゼン能力・文章力もかかせません。
学業以外もアピール
高校卒業の必須単位に「ボランティア単位」があります。
大学で学びたいことに関連する分野でのボランティア
ボランティアでリーダーシップを発揮した
そんなこともポイントになります。
スポーツ、生徒会、音楽、部活、アルバイトなど
がんばったことはなんでもプラスになります。
マラソンのよう
カナダの大学を目指すなら、
目的意識をもって、早くから準備を始めなければなりません。
高校の卒業ぎりぎりまで待っていたら成績も実績も間に合いません。
一方、日本の高校生も何年も勉強をがんばりますが、
最後の数か月に追い込みをかけて間に合わせることも可能です。
(試験日当日に力を発揮できないということもあります)
カナダの受験はマラソン
日本の受験は短距離走
のようだなと思うのですが、
みなさまはどちらの方法が好きですか?
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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