【現地発!カナダについて教えます】カナダの切手はいくら?

Hello from Canada!

Fruitful English講師のYukoです。

みなさんは何枚年賀状を送り、何枚年賀状を受け取りましたか?

近年は「年賀状じまい(終活年賀状)」というのもありますね。

「あの方から来ないわ。どうしたのかしら。」と気になるよりは、

「おしまいのご挨拶」をいただいた方が良いような気もしますが、

やっぱりさみしさも感じますよね。

 

年賀状ではなくクリスマスカード

カナダでは年賀状ではなく、クリスマスカードを送り合います。

日本同様、送る人も枚数も減る一方。

我が家も例外ではありません。

メールで済ませることも増えました。

 

郵便代金が高い!

クリスマスカードの枚数が減っている原因の一つに

郵便代金があると思います。

定型郵便の料金は次の通りです(2024年1月現在)。

円換算は1カナダドル105円で計算しています。

国内:1.07カナダドル(約112円)

アメリカ:1.30カナダドル(約137円)

国際:2.71カナダドル(約285円)

 

日本郵便の2024年1月現在の料金です。

国内:郵便物84円、葉書63円

国際:郵便物(地域によりますが)120~160円、葉書110円

 

 

カナダの国際郵便、結構高いですよね!日本郵便の料金の約2倍です。

しかも、葉書用の料金がないので、封書も葉書も同額なんです。

 

国内切手はP

なんのこっちゃの見出しですね(笑)。

日本郵便も先日値上げを発表しましたが、

カナダ郵便もこの10-15年間だけでも何度も値上げしてきました。

その都度、新しい値段がついた切手を作り直すのは面倒!と思ったのでしょうか、

現在国内郵便の切手は、値段の代わりにPと表示されています。

permanent(英語)、permanent(e)(フランス語)

どちらもPで始まる言葉ですので、英仏二か国語のカナダに都合が良いです。

Pがついている切手なら、値上がりしても引き続き使うことができます。

なので、値上げ前は、切手を買いだめする人も多かったそうです。

 

graceでおまけ

先日、日本の実家に封書を送るとき、家にある古い切手を使ってしまおうと思いました。

2.71ドルにほんの数セント足りなかったので、郵便局で追加料金を払おうとしたところ、

「差額が10セント以下なら、graceだから、追加の切手はいらないわよ」

とのこと。

 

graceというのは、「猶予」という意味です。

grace period=「猶予期間」を耳にされた方も多いのではないでしょうか。

例えば、

就学ビザで、就学期間終了後から国外に出るまでに何日間の猶予期間がある

クレジットカードの支払い期限後、利子発生まで何日間の猶予期間がある

という場合にgrace periodという言葉が使われます。

 

郵便料金にもgraceがあるなんて知りませんでした!

私が送った封書は、数セント足りないまま無事に日本の実家に着きました。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。