Hello from Canada.
Fruitful English講師のYukoです。
携帯から突然の爆音
ある日の朝6時、
携帯から爆音で発せられる警報にたたき起こされました。
あまりの音の大きさに心臓がバクバク。
Amber Alertでした。
二度寝するには中途半端な時間だったので、
あれこれ考えてみました。
Amber Alertとは
Amber Alertとは何のための警報でしょう?
未成年の誘拐事件が発生したときに発令されるもので、
ラジオ局、テレビ局、携帯電話などを通じて、
誘拐犯や誘拐された子供の特徴や名前、年齢、事件発生の時間などが住民に知らされます。
Amber Alertは、
America’s Missing: Broadcast Emergency Response の頭文字でもありますが、
このシステムのきっかけとなった
1996年に誘拐・殺害された9歳の女の子の名前にもちなんでいます。
連れ去りは誘拐
私は専門家ではないので、あくまでも私の個人的な見方になります。
未成年の誘拐の原因は、家族間の不和や親権問題によるものが多いそうです。
例えば、親権をもらえなかったり、共同親権の条件に不満を持っていたりして、
一方の親権者の了承を得ないで、子供を連れ去ることがあるそうなんです。
たとえ親であっても abuduction=犯罪になってしまいます。
abductionは、「誘拐」「子の奪取」や「拉致」とも訳されますが、
どの言葉も不穏なネガティブな響きですよね。
そのような状況に置かれる子供の気持ちを考えると辛いです。
子供から目を離さない社会
カナダの州にもよりますし、法律に明記されていない部分もあるので、
一般的な解釈ですが、
カナダでは通常12歳まで一人で出歩いたり、留守番したりできません。
「初めてのおつかい」は12歳ごろまで待たなければなりませんし、
登下校は必ず保護者か12歳以上の子供と同伴です。
ちょっとクリーニングを受け取るだけだからといって
たとえ店の目の前の駐車場であっても車の中に子供だけを置いてはいけません。
(日本から越してきたばかりの人はやってしまいがちなので要注意です!)
事件発生から早ければ早いほど、目撃情報は多ければ多いほど、
解決につながりやすい。
だから、そのための制度を整える。
そして、子供から目を離さないことで未然に事件を防ぐ。
子供を守るための取り組みなんですね。
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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