Hello from Canada! Fruitful English講師のYukoです。
ここカナダでもコロナウイルス禍による外出自粛が続いています。
子供たちの学校は、3月半ばにあった一週間の春休みから休校が続いています。
こんな状況ですが、子供たちはおうちで勉強を続けています。
オンライン在宅学習
春休みが終わってから、徐々に先生たちのエンジンもON。
オンラインで、あれこれ課題が出され始めました。
小学生の中高学年は、普段からプレゼン作成や課題の指示や提出は、Google classroomを使っています。
ですので、先生も生徒も割とスムーズにオンライン在宅学習に移行できたように感じます。
休校前から始めていたグループプロジェクトは、クラスメイトとオンラインで仕上げ、提出。
読書感想文や作文も、いつも通り、パソコンで作成し、提出。
新しい単元は、動画や算数アプリで学んだり、Google meetで先生に直接質問したり。
慣れていない低学年
1、2年生は、そもそもまだパソコンを使いこなす年齢ではありません。
ベテランの先生の中には、Google classroomやアプリに不慣れだった方もいらっしゃったはず。
不慣れであっただろうベテランの先生との初めてのオンライン学級会。
みんなが音声ONにしちゃっているので、音が共鳴してしまい、何がなんだか。
(慣れている先生は、先生の方で音声のON・OFFをコントロールしたり、指名された生徒のみ音声をONにするよう指示を出します。)
そんな先生もしばらくすると、Google classroomを使いこなし、補助教材もアプリやYouTubeを使ってくれるようになりました。
低学年の子供たちは、手書きで書いた作文や算数の解答、工作や絵の写真を親が撮って、オンラインで提出します。
そのほかは、定期的に少人数に分かれ、先生とオンラインで会い、音読をしたり、算数を学んでいます。
先生のやる気次第
先生がオンラインで生徒のためにどれだけの時間を使うかは、学年や先生次第のようです。
たとえ同じ学年であっても、
「○曜日✕時から30分間オンラインにいるので、質問があればどうぞ」
という一方通行的な先生もいれば、
「毎週〇曜日✕時は算数、△時は理科の授業をします」
というように、オンラインで実際に授業をしてくださる先生も。
親の出番の多さ
自分で課題をこなしたり、スケジュールを管理できる子もいるでしょうが、
まだまだ小学生、まるっきり子供に任せっきりとはいきません。
しかも、教科ごとに違う先生がついていることもありますので、いろんな先生からいろんなメールが来ます。
カナダのお父さんやお母さんは、在宅ワークや家事をこなしながら、こんな状況です。
「お兄ちゃんがパソコンを使うから、弟くんにはタブレットで音読させよう。」
「妹ちゃんは算数が終わったから、ノートを写真に撮って、Google classroomに提出。お姉ちゃんは、○時からGoogle meetだわ。」
「お兄ちゃん、○○先生から、作文がまだ提出されてないって連絡が来てるわよ!そして、✕✕先生からは新しい課題が出てるわよ。妹ちゃん、絵は仕上がった?写真を撮るから、持って来て!」
マルチタスキングでぐったりです。
よいこともあります
オンライン在宅学習になって、よいこともありました。
授業参観というものがないカナダで、これまでは、先生がどんなふうに授業しているのか分かりませんでした。
でも、今回オンラインを通して、先生がどのように子供たちに接しているか、どのように教えるのか、垣間見ることができました。
それに何より、家族で一緒に在宅学習に向き合うことができたのも良いことの一つでした。
カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。
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