ハリー王子&メーガン妃のお引越し

ハリー王子&メーガン妃のお引越し

Hello from Canada! Fruitful English講師のYukoです。

1月にイギリスのハリー王子とメーガン妃が「英王室のシニアメンバーとしての役割から退き、英国と北米を行ったり来たりする」と発表しました。

王族としてのお務めからは事実上の引退ということで、世界中で話題になりました。

英国のEU離脱を意味する”Brexit”をもじって、お二人の王室離脱を意味する”Megxit”という言葉まで誕生しました。

さらに、”Meghan Markle” が動詞として使われ始めました。「自分と自分の精神面を大事にするため、自分を尊重しない環境や人間関係から離れる」という意味だそうです。ちなみに、過去形はMeghan Markledになります。

カナダへお引越し

そんな渦中のお二人が選んだお引越し先は、メーガン妃の出身国アメリカではなく、なんとカナダの西海岸!

お二人のご子息アーチー君にとって初めてのクリスマスをイギリスではなく、カナダで迎えたことにカナダ人もびっくりしましたが、さか英国王室の方がカナダに越してくるなんて!誰も想像していなかったと思います。

親友はカナダ人

メーガン妃の親友は、女優時代にトロントで知り合ったスタイリストだそうです。メーガン妃の結婚式では、親友の子供たちが介添え人として登場し、話題になりました。

この親友の旦那さまも有名人なんですよ。元カナダ首相のブライアン・マルルーニの息子です。政治家のお父さんとは別の道を歩み、芸能番組などで司会をしたりして活躍しています。

私も異国で暮らす身です。親友がいて(実際に西海岸からトロントまで飛行機で約5時間かかりますが)、住み慣れた文化圏で子育てしたいという気持ちはよくわかります。

でも実際はそうしたくても、なかなか可能ではありません。仕事、互いの家族、しがらみ、ビザなどなど、行動に移すまでに乗り越える壁はいくつもあります。

お二人の決断には賛否両論ありますが、あのような立場にいながら、「好きな場所で好きなように暮らしたい」とポーンと行動に移せてしまう実行力、すごいですね~。

ビザは?警備費は?

ところで、カナダは昔イギリス領でした。今でもカナダは英連邦の一員であり、カナダの国家元首は、エリザベス女王です。エリザベス女王のカナダでのタイトルはQueen of Canadaなんですよ。

つまり、ハリー王子は、カナダの国家元首の孫ということになります。しかし、カナダ国籍をお持ちなわけではありません。長期的にカナダに住むならば、なんらかのビザが必要です。

アメリカ人のメーガン妃は、女優時代に何年かカナダで最も大きな街であるトロントにお住まいだったそうで、もしかしたらカナダの永住権をお持ちなのでは、と噂されています。

もしメーガン妃がカナダの永住権をお持ちなら、メーガン妃がハリー王子のスポンサーとなって、Spousal Visaを申請できますが、お二人ともビザをお持ちでないならば、お二人ともビザを申請しなければならないそうです。

そして、問題がもう一つ。

超がつくほどのVIPであるお二人。どこに行くにも警備がついて回ります。

その費用をだれが出すのか?カナダ政府も負担するのか?これもまだ未解決なのか、公表されていません。

有名人にも暮らしやすいカナダ

ハリー王子ご一家が選ばれた西海岸は、冬もあまり雪が降らず、夏は涼しい温暖な気候です。

バンクーバーがある大陸側とお二人が滞在中と噂されているバンクーバー島の間の海は穏やかで、瀬戸内海のようにいくつもの島が点在しています。

自然のまま手つかずの島がまるごと売りに出されることもあります。実際にプライベートアイランドに住み、自家用ボートを足替わりに生活している人もいるんですよ。

お二人だったら、どこかの島ごと購入できちゃうかもしれませんね。

また、カナダでは、イギリスやアメリカほど有名人の私生活に関心を持たないように感じます。

西海岸にはアメリカやカナダの有名人が移り住んだり、別荘を持っていたりしますが、誰も騒ぎ立てません。

お二人もプライバシーを尊重してくれるカナダで、より自由に暮らせるようになるかもしれませんね。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。