アメリカの「卒業式」はどんちゃん騒ぎ!?日本ではありえない3つの卒業式の風習とは?

アメリカの卒業式と日本の卒業式の違い

皆さん、こんにちは。

日本では卒業式のシーズンですね。そこで今回は時期は異なりますが、海外の卒業式の様子についてご紹介したいと思います。

テレビやドラマや映画などで海外の卒業式は「キャップ&ガウン」というイメージの方は多いのではないでしょうか?今回はそんなイメージからもう1歩踏み込んだリアルな海外の卒業式について紹介したいと思います。

知人のアメリカ人講師との雑談の中で飛び出したアメリカの「卒業式」。日本の卒業式ではありえないアメリカの自由な卒業式をとくとご覧あれ!

 

卒業式の英訳は「graduation ceremony」だけではない!?

まず、卒業式に関する英単語を押さえておきましょう。一般的に卒業式は「graduation ceremony」と表します。会話の中では単に「graduation」と言って卒業式を指すことも。

ex) my son’s graduation is this Saturday.

私の息子の卒業は次の土曜日です。

また、丁寧に表したい場合は、

commencement ceremony

コメンスメント セレモニー

と言います。「commencement」は、アメリカの大学の学位授与式や卒業式を意味する単語で、学校スピーチや硬めの文章が好ましい場面で使われます。

 

アメリカの卒業ソングは1曲のみ

日本の卒業式で使われる曲って定番はあるものの、学校によって違いますよね。特に小中高の卒業式は退場の時に、森山直太朗の「さくら」や海援隊の「贈る言葉」のような歌謡曲が使われることも。在校生が演奏して卒業生を見送るなんて演出もよく見かける光景ですね。

でも、アメリカの場合は知人のアメリカ人講師曰く、入退場で流れる曲は中高大学全て「Pomp & Circumstance」(威風堂々)という元々軍へ入隊する時に使われる曲が卒業ソングになっているとのことです。

軍へ入隊するわが子がadopted(国の為に働く養子として送り出す)様子を歌ったこの曲が今ではアメリカで新しい門出を祝う卒業ソングになったそうです。

日本の卒業式でもよく入場の時に流れているアノ曲ですよ。誰でも一度は聞いたことがあると思います。

 

日米の卒業式の衣装の違い

アメリカの卒業式

日本の卒業式の時の洋服って、小学校は正装、中高は制服(私服の学校は正装)、大学は男女ともスーツか女性は袴が定番ですね。

アメリカでは、多分皆さんもご存知の「cap&gown」スタイル。

キャップとガウンの色はと言うと、これはスクールカラーで決まっているそうで、アメリカ人講師のところは黒だったそうです。みんな黒で同じ衣装なので、自分だとわかるようにキャップの上にニコちゃんマークをつけたのだとか。こんな風にキャップをデコってオリジナリティーを出すのがなんともアメリカ人らしい(笑)

そして、成績優秀だったTOP10の卒業生は、ネクタイのようなものを羽織るそうです。このネクタイをつけた卒業生の親はきっと誇りに思うでしょうね。

 

日本は屋内で粛々と進行する一方、アメリカは・・・?

日本の「卒業式」のイメージってまだ寒さが残る3月下旬、深々と冷える体育館や講堂で粛々と行われる感じではないでしょうか。特に小中高は、何度も予行練習をして、本番を迎えます。式当日、ピリッとした緊張感の中で、入場、卒業証書授与、校長のあいさつ等が行われ、卒業生退場になってようやくほっとした和やかな雰囲気になる…といった流れです。

これに対して、アメリカはまず屋外で行われます。

講堂や体育館で行うところもありますが、屋外でやることも多いといった感じ。まず屋外というだけで解放感がありますよね。

そして、アメリカ人講師の衝撃の卒業式エピソード。彼女は大学の卒業式の時は、7時から友人と会い、朝食をシャンペンで乾杯して、酔っぱらったまま11時の卒業式に出席したのだとか。あ、あ、ありえない!!大学でもさすがにそれは日本ではありえない!!

彼女の卒業式は2019年現在から30年以上前の話ですが、最近のアメリカの卒業式も他の方のブログなど読んでいると、校長先生の話中になぜかビーチボールが飛んだり、LAの卒業式なのにコンセプトがなぜかハワイアンでみんなハワイの伝統的装飾品フラワーレイを身に着けたり、なんともまぁ「自由」です。

参列者も日本だと保護者はフォーマルウェアが必須で、色も黒か紺と暗黙のルールで決まっていますが、アメリカではシャツやワンピースなど普段着でOK。とにかく気張らない、カジュアルな卒業式がアメリカ流です。

 

厳かに粛々と式を進行する日本に対し、華やかに楽しむ雰囲気のアメリカの卒業式。

その違いは日頃からマナーや礼儀を重んじる日本と個々の考えや意思を尊重するアメリカの文化の違いから来ている気がします。

個人的には、キャップ&ガウン代は日本の袴やスーツに比べて安価だし、式はぶっつけ本番でさくっと終わり、後は友人や家族とお祝いするスタイルのアメリカの方が合理的で経済的でいいなぁと感じました。

人生の門出の祝い方もそれぞれのお国柄が出るので違いを比べるのも面白いですね!

 

 

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英検準1級、TOEIC775取得するも実践的な英語はまだまだなアラフォー主婦です! ネイティブ講師とTTで親子に英語を教えたり、ボランティア通訳ガイドやったりする中で使える英語を学んできました。 今は、2人の娘と英検対策する日々を送ってます!