みなさん、こんにちは。イタリア在住のロベルトです。
前回のブログに引き続き、イタリアのクリスマス期間について書いていきます。
ランチを食べないという選択肢はなし!
■12月25日(Natale)
日本ではクリスマスイブが重要イベントですが、クリスマスで一番大事なのはクリスマス当日(25日)のランチ!
クリスマスイブは、フルコースで食事した上に、夜中過ぎまで飲んだり甘いものを食べたりします。それなのに、翌日のお昼には、またもやフルコース。しかも今度のメインはお肉!!
もう考えただけで胃が...
正直、25日のお昼はパニーニなど軽いもので済ませたいですが(実は食べなくてもいいぐらい)、クリスマスのランチを食べないという選択肢は存在しませんから、頑張って食べなくてはなりません。
環境のことや健康のことを考えると、頑張ってまで食べるという状況はちょっと疑問ですが、イタリアは保守的ですから伝統も大事。前日に引き続き、また家族で集まって、夕方まで一生懸命食べて飲み続けます。
【あなたはパネットーネ派?パンドーロ派?】
ちなみに、クリスマスに食べる甘いパンにはパネットーネとパンドーロの2種類があって、どちら派か結構分かれます。
私は前はパンドーロが好きでしたが、最近は圧倒的にパネットーネ派になりました。
魔女が靴下にプレゼントを入れていく!
■1月6日(Epifania)
「クリスマス期間が終わる日」である1月6日は、イエス・キリストの誕生を祝って東方の三博士が訪れた日。それに加えて、イタリアでは「ベファーナ」という魔女がやってくる日です。
Epifaniaが純粋に宗教的な行事である一方、ベファーナはもともとイタリアの民間伝承です。ですので「Epifania=Befana」はイタリアだけのよう。
さて、ベファーナが何ものかというと、Epifaniaの夜に子どもたちの家をまわって、ぶら下げられている靴下の中に、良い子にはお菓子、悪い子には炭を入れていくんです...
ぶら下げられた靴下にプレゼント...どこかで似たような話がありますね(笑)。
このベファーナがクリスマス期間の最後の日ですので、クリスマスツリーはこの日に片付けます。
しかし、私の実家では「12月8日にクリスマスの飾りつけをし、1月6日に片づける」ということが一度もありませんでした(笑)。たいてい23日ぐらいにツリーをだして、4月ごろまで飾りっぱなし。まぁ、イタリアにもこんな家があります。
イタリアのクリスマス期間の雰囲気が少しだけでも伝わったかな??
では、皆さんも良いクリスマスを過ごしてください!Buon Natale!!!!
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イタリア在住。3言語の通訳・翻訳家。最近は特に、十数年住んだ日本が懐かしくてたまりません。
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