みなさん、こんにちは。イタリア在住のロベルトです。
「言語習得の近道」と言えば、「留学」と並んで「外国人のパートナーを持つこと」を思い浮かべる人が多いと思います。
好きな人と一緒に過ごして英語力を伸ばす。勉強と幸せが一体になった一石二鳥の勉強法と言えるでしょう。確かに国際恋愛は強い!
国際恋愛は最強の言語習得法!?
国際恋愛をしたことで「急激に」英語力が伸びたという人は多いと思います。パートナーと長くいればいるほど、言語取得のスピードが速くなります。
しかも、勉強についてくる「大変さ」「苦労」「疲れ」なしで楽しく学べます。「知ってほしい」「理解したい」ことがたくさんある恋愛中なら言いたいことは尽きません。言語はコミュニケーションのためのツールですから、非常に実践的な学び方です。
でも「どこまで英語力が伸びるか」と言われると...
「恋愛の目的は勉強じゃない」という落とし穴
国際カップルによく見られる現象に、「言語力が急激に伸びるものの、ある程度でぴったり止まってしまう」というものがあります。
その「ある程度」がどこかというと、「お互いが十分に理解しあえたところ」です。右肩上がりだったグラフが平行に。しかも、取得した言語が文法的に正しいとは限りません。
当然ですね。恋人は先生ではないし、恋愛の目的は勉強ではありませんから。
付き合い始めに、相手の英語をいちいち訂正していたら話が進みませんし、話すたびに訂正していたら/されたら恋も上手くいかないかも。
例えば、あなたは英語ネイティブの恋人にメールを送ります。
Today I’m gonna finish the lesson at 16 so let’s go to movie after that. I wanna see the romantic comedy. Is it OK for you? Ah, Emma told me you should try Italian restaurant near the movie theater. We try it tonight?
ワクワクしながらおしゃれして待ち合わせの場所につくと、恋人が
「どの映画を見るのかまだ決まっていないんだから、冠詞はtheじゃなくてaね。二人でどの映画を見るかもう決めていたならtheでOKだったけど。あとなんでもsee使っちゃう癖は直さないと。それより最初の文が違和感があるよね。だって…」
などと、細かに説明し始めたら、ちょっとうんざりですよね?
二人だけの言語の誕生!
さらに、二人の関係が安定して、お互いが理解して問題なく生活できたら、もう直したりしないでしょう。間違った文法も、変わった発音も、微妙な言葉づかいも通じ合えばOK。
二人にだけ通じる言語の誕生です!少しロマンチックですが、言語習得の観点からするとこれは最悪です。
ということで、結論を言うと、言語の学習に近道なし(笑)。
国際恋愛中でもそうでなくても、地道にコツコツやるのが最短ルートです。
さぁ、今日も英語の勉強頑張りましょう!
日英翻訳⇔英日翻訳。双方向の翻訳学習で「自然な英語」を!
Roberto先生の日英翻訳入門コース
日英翻訳の基礎は英語スキルの基本にもつながります。
このコースのテキストはシチュエーション(文体)別に構成されており、それぞれの文体に適した英文を選び取る力を育みます。
さらに英日に逆翻訳することで、言語の違いや特徴まで確認、より的確な翻訳スキルを身に着けることができます。英語表現のバリエーションがぐんぐん増えるので、ライティングスキルを伸ばしたい方にもおすすめです。
イタリア在住。3言語の通訳・翻訳家。最近は特に、十数年住んだ日本が懐かしくてたまりません。
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ラジオのイタリア語講座に冠詞に特化した三カ月コースがありました。其の厳密な使い分けと合理性に感心して居りました。曖昧さを旨とする日本語でもって以心伝心する日本人には異質なゲイムの世界です。
イエズス会系のミッションスクールで英語を学んだ養老孟司氏も此の冠詞の世界の異質さについて語っています。因みに彼の話す英語は母国語並みと感じ取られるそうです。
成る程神学論争を展開する世界に生きる人たちの言葉の教育、付き合い方は厳密に成らざるを得ないでしょうから。
修道院に起源を持つ学校には英語教育に高い評価を受ける処が多いのです。