みなさん、こんにちは。イタリア在住のロベルトです。
オリンピックが終わり、明後日24日からはパラリンピックが始まりますね。
皆さんは楽しめましたか?
日本では、開催することに色々な意見があったと思いますが、それでも純粋に各国選手のパフォーマンスから力をもらった人は多かったと思います。
私は懐かしい日本の街の様子を見られたことも嬉しかったです。私の親せきも日本へ旅行した気分だったと喜んでいました。
東京オリンピックのテーマ「多様性」
ところで、オリンピックの開会式ではバスケットボールの八村塁選手、閉会式では空手形の喜友名諒選手が日本選手団の旗手を務めましたね。
富山県出身の八村選手は、お父さんが西アフリカのペナン出身で、アメリカ発祥のスポーツであるバスケットボールの最高峰NBAでプレイしています。
一方、沖縄生まれ沖縄育ちの喜友名選手は、日本が世界に誇る武道である空手で日本代表になりました。
八村選手が旗手を務めたのは、もちろん素晴らしい実績があるからこそですが、今回のオリンピックのテーマの一つである「多様性」を象徴する選手として旗手に選ばれたと想像します。
喜友名選手の起用は、迫力ある美しい演武に加えて、金メダルが決まった時に正座でお辞儀をする姿に「これこそ日本!」と感動した方が多かったからかな、と感じました。
しかし、私は八村選手と同様に、喜友名選手も多様性の象徴だと思います。
空手は日本発祥ではない
日本の武道として世界中に知られる空手は、琉球王国(沖縄)発祥の武道。沖縄の遺産と言えるでしょう。
ですので、もし沖縄にルーツを持つ人々が、その空手で金メダルを取った喜友名選手を「日本の喜友名」というよりも「沖縄の喜友名」と受け止めたとしても普通のこと。
つまり、喜友名選手にも「日本人」ということだけではくくることができない多様さがあるということです。
チャンプルーな世界を!
多様性とは、1つの国の中の多様性もあれば、1つの文化の中の多様性もあります。これが本当の多様性の理解ではないでしょうか。。
沖縄の方言を借りれば、チャンプルー(まぜこぜにしたもの、mix)な世界を!と言いたいですね。人は違って当たり前。そう思える世の中になれば、誰にとってもずっと暮らしやすくなると思います。
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イタリア在住。3言語の通訳・翻訳家。最近は特に、十数年住んだ日本が懐かしくてたまりません。
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