みなさん、こんにちは!
海外で食事するときや、フレンチやイタリアンなどのレストランに行って食事をするとき、コースメニューの構成がわからなくて戸惑ったことはありませんか?
先日ある生徒さんに基本のコースの内容を教えて!と言われて説明したので、今回はここでもシェアしたいと思います。
フランスのコース料理
フランスではまず、アミューズ・ブーシュ(amuse bouche)から始まります。
「ひとくちのお楽しみ」という意味で、食前酒とともにいただく軽く小さな料理です。
日本では「つきだし」にあたるものです。
本格的なレストランではさらにアヴァン・アミューズ(avant amuse)という「お楽しみの前」という意味の料理が出てくることもあります。
そのあとがオードブル(Hors-d’oeuvre)もしくはアントレ(Entree)と呼ばれる前菜です。
たいていはサラダ、ハムやパテなどの肉料理が多いです。
その後にはじめてパンが登場。
スープが出る場合はこのタイミングです。
そしてここからがメイン。
2皿ある場合はまず魚料理。
間にお口直しのシャーベット(Granite)をはさんで肉料理です。
メインのあとは、チーズ(fromage)、そしてデセール(dessert)。
極めつけにコーヒー(cafe)とともにプティフール(Petit four)というクッキーやメレンゲが出てやっと終わりです。
考えるだけでおなかいっぱいですね・・・。
日本でコース料理は2時間程度かけて食べるものだと思いますが、フランスでは最低3時間です。
長い時には5時間ほどかけて食べます。
こうなるとむしろ2食分ですね。
フランスでは普段からこんなコース料理を食べてるんですか?
とよく聞かれるんですが、そんなことはないです。
カジュアルなレストランでは、前菜のサラダ、メインの肉か魚、デザートの3コースです。
イタリアのコース料理
お隣のイタリアのカジュアルなコースはどんなかというと、基本は
前菜のアンティパスト、
第一の皿のプリモ・ピアット、
第二の皿のセコンド・ピアット、ドルチェです。
フレンチと違うところは、第一の皿はパスタ類、リゾット、スープが日本の普通の1人前分くらいドーンとでてくるところです。
フレンチでパスタやリゾットはメインの付け合せとして出てくるので、パスタはバターとチーズで和えただけ、リゾットもバター・クリーム・チーズをベースにしたものが多いです。
第二の皿は肉料理か魚料理。
それから面白いのは、ちゃんとしたコースではこのメインのあとにグリーンサラダが出てくること。
国によって色々な順番があっておもしろいですね。
日本式の食べ方注意!
フランスの家庭でもイタリアの家庭でも、ちゃんとこの順番を守って食べます。
日本のように一度にすべてが出てくるのはファーストフード店だけ。
順番に出すということは、作るほうはキッチンとテーブルを何度も行ったりきたりしなければならないということで、正直私は面倒くさいです・・・。
それに日本式の食べ方に慣れている私は、メインと一緒にサラダも横において一緒に食べたいと思ってしまうのですが、マナーが悪いと思われるのは嫌なので、家以外では控えています。
それから、欧米の日本料理店に行くと、味噌汁だけがメインの前に出てくることがよくあります。
欧米の食事ではスープがメインの前に出てくるので彼らにとってはこれが普通なのですが、やはり私はメインのご飯やおかずと一緒に食べたいので、必ず一緒に出してくださいとリクエストするようにしています。
外国人の取引先と食事をしたり、海外旅行に行く機会が多い方は、こんなtipsも覚えておくと役に立つかもしれません!
私はイタリアで初めてきちんとフルコースをご馳走になったとき、おいしいスパゲッティをこれがメインかと思いお腹いっぱい食べてしまいました。
そしてその後のメインやデザートを食べられず悔しい思いをしただけでなく、ご馳走してくれた方にとても申し訳なかった思い出があります・・・。
みなさんはそんな思いをしませんように!
それではまた来月!
様々な国に滞在した経験があり、「伝わる英語」が何であるかをしっかりと理解しているRina先生。きめの細かい添削でありながら、モチベーションもしっかりと上げてくれる添削が大変人気で、生徒様から高い評価を受けている講師です。
座右の銘は”If you can imagine it, you can achieve it. If you can dream it, you can become it.”
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする