【海外文化を知ろう!】あのケーキは、日本にしかなかった・・・?!

【海外文化を知ろう!】あのケーキは、日本にしかなかった・・・?!

こんにちは!
フランス在住講師のRinaです。

今日はみなさんも大好きなケーキのお話をしましょう!
「Rina先生はフランスに住んでいるから、おいしいケーキがいっぱい食べられていいなあ~」とよく言われるんですが・・・。

I don’t have a sweet tooth!
(have a sweet tooth =甘党)

全然食べないことはないですが、1個まるごとは食べません。
ケーキを作るのは大好きですが、食べるのは、少しです。
旦那や子供がおいしそうに食べている顔を見て、自分は人のお皿から1口食べて満足します。

日本と海外ではケーキの種類が違う!?

フランスのケーキは、日本のものより基本的に甘いので、特に日本のケーキに食べなれた私にとっては甘すぎるんです。
それに、シュガーコーティングされたもの、厚いマジパンの層に覆われたものも結構あります。
私は日本のほんのり甘くて、食感もふわふわ軽いケーキのほうがずっと好きです。

日本のケーキ屋さんにあるケーキは、欧米にも普通にあると想像しますよね。
でも、様々な国に旅行したり住んだりして分かりました。
意外と、そうでもないんです!

例えば私の好きなふわふわシフォンケーキやロールケーキは、
海外で見たことがありません。
シフォンケーキと言っても、フランス人に「??」という顔をされたし、
フランスにある一番近いものは、生クリームやフルーツではなく、ただジャムを塗って巻いたもの。

 

日本のショートケーキは海外にない!?

日本の王道はショートケーキですよね!
これも、どこにでもある材料で作れておいしいのに、海外にないんです。
名前は誰が聞いても英語なのに!
・・・でも、ショート?短い??どこが??

疑問に思ったと思います。

shortという単語を辞書で引いてみてください。
形容詞のshortはいくつかの意味がありますが、
ずっと下のほうに、
「〔菓子などが〕ショートニングが多い」
「さくさくする,ぼろぼろする」
などと書かれているはずです。

「ショートニング」はshorteningと書きますが、食感がサクサクになるために入れる油脂ですね。

英語でshort cakeっていうと、サクサクしたケーキ、菓子類全般を指すそうです。

イギリスのshort bread「ショートブレッド」は、その代表ですね。
油脂がたっぷり入っているので、一口食べるとホロホロ崩れます。

日本人にとってのショートケーキと、欧米人にとってのショートケーキはこのように違うので、注意しなければいけないですね!

 

フランスでイチゴの季節におすすめのケーキはコレ

ちなみに、フランスにはFraisierというケーキがあります。
フランスではいちごの季節になるとこのケーキを何度も食べます。
丸いスポンジケーキの間に、たくさんのいちごとバニラムースが挟まっていて、上は薄いいちごのゼリーの層があって、見た目もすごくきれいです!
フランスのケーキでは、これが一番好きです。
フランスに春の時期にくる予定があったら、ぜひ食べてみてください。

あとはシュークリームも日本で人気のケーキですね。
コンビニやスーパーでも定番ですが、フランスではほとんど見かけません。
Chouquetteというプチシューは、コーヒーと一緒によく食べますが、
なんと中味は空っぽでがっかりします。

細長いエクレア(Eclair)はとてもメジャーです!
カスタード、チョコ、カフェの3種類が定番で、上はチョコまたはアイシングがかかっています。

ちなみに、シュークリームは和製英語です。
英語ではcream puffと言います。
でも、それほど定番ではないようです。

 

本場フランスのミルフィーユとは?

最後に、ミルフィーユ。
フランス語で Mille-feuille  = thousands of leaves「千枚の葉っぱ」です。
日本で食べるミルフィーユはいちごが乗ったものが多い気がしますが、

本場フランスのミルフィーユは、間にはカスタードクリームしか入っていなくて、上は白と茶色のアイシングがたっぷりかかっています。
そうそう、「カスタードクリーム」は、フランスでは、creme patissiere(クレーム・パティシエール)と言います。
パティシエ修業一年目の最初に覚える仕事が、このカスタードクリームなので、そう呼ばれるそうです。
他にもとりあげたいケーキは沢山あるのですが、今日はこのへんで・・・。
ぜひメール添削や日記で、あなたの好きなケーキについて教えてくださいね!
ではまた~!

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ABOUTこの記事をかいた人

様々な国に滞在した経験があり、「伝わる英語」が何であるかをしっかりと理解しているRina先生。きめの細かい添削でありながら、モチベーションもしっかりと上げてくれる添削が大変人気で、生徒様から高い評価を受けている講師です。 座右の銘は"If you can imagine it, you can achieve it. If you can dream it, you can become it."