【海外文化を知ろう!フランス編】フランスの音楽教育事情!

【海外文化を知ろう!フランス編】

こんにちは!
フランス在住の講師のRinaです。

9月から、長女がピアノを習い始めました。
それをきっかけに、私も娘に教えられるようになりたいと思い、実は毎日1時間くらいピアノを練習するようになりました。
私も5歳くらいから10年以上ピアノを習ったんですが、大学生になりピアノを離れてから、ずっと弾く機会がありませんでした。
インドに引っ越したときに、家でやることが欲しいと思いピアノを購入したのですが、他にもやりたいことが色々あって、結局ほとんど弾かず・・・。
でも今回のように、しっかり目標があると、やる気が違いますね!
大きなブランクはあっても、毎日大量にパソコンで添削をして指は相当鍛えてあるので、どんどん動く、動く!!
この数か月でかなり上達したような気がします。
このところ再度のロックダウンで家にいることも多いので、新しい趣味ができてよかったです。

まあ、ひとりで弾ける時間は限られていて、大抵の場合、 piano four hands、あるいはsix handsになるんですが。
あ、英語で2人の連弾は、こんなふうに表現するんですよ。
3人の連弾は一般にはめったにないけど、6本の手なので、six handsです。

フランスは、音楽の教育にものすごく力をいれている国です。
マンガの「のだめカンタービレ」を読んだことある人は、コンセルヴァトワール(Conservatoire)って覚えていると思います。
主人公が留学した、フランスの国立の音楽院です。
コンセルヴァトワールはそもそも「フランス共和国における文化遺産、自然遺産を経年劣化から防ぎ、管理、推奨することを目的とした特定の公的機関、組織を指す呼称 」なんだそうですが、パリやリヨンなどの大都市だけでなく、地方都市にもいくつも存在していて、4歳から入ることができます。
国立なので、先生のレベルは非常に高く、学費は驚くほど安いです。
週1回のピアノの個人レッスンと、週1回のソルフェージュのクラスで、年に200ユーロ程度です(家庭の収入によって授業料が若干異なる)。
人数は限られているので、希望の楽器を習えない可能性もあるのですが、娘はラッキーなことに、第一希望のピアノを習えることになりました。
ギター、バイオリン、チェロ、オーボエ、オルガン、チェンバロ、アコーディオン、サックスなどなどあらゆる楽器を習うことができます。
しっかり練習しないと、試験で落とされ、厳しく切られます。
あと、楽器はピアノやオルガンさえも学校からレンタルできるのですが、2年目からは各自購入が義務付けられています。
誰でも習える普通の教室と大きく違うところです。

今はロックダウン中につき、オンラインで受けていますが、先生がすばらしく、娘はどんどん上達しています。
ソルフェージュ教育 がしっかり行われているところが、やはりソルフェージュ先進国のフランスです。
ソルフェージュとは、簡単に言うと音符の読み書きです。
学校によっては、最初の年はソルフェージュだけ集中的にやるところもあるそうです。
音符を読む、書くだけでなく、リズムについてもしっかり学び、クラスでは歌もいっぱい歌わされます。
このフランスのソルフェージュ教育を受けたら、将来娘はかなり立派なピアニストになるんじゃないかと、期待してしまいます。笑

そうそう、最近一つ学んだことがありました。
「ドレミファソラシド」は何語かみなさんしっていますか?
実はこれ、イタリア語なんだそうです。
アルファベットで書くと、
do re mi fa sol la si do  となります。
フランスでもこのイタリア語を使って習うんですが、
「ソ」がsoじゃなくて、solなんです。
ずっとsoだと思っていました!

ちなみに、日本語ではなんていうでしょうか?
ハ 二 ホ ヘ ト イ ロ ハ
です。
ほら、ハ長調、イ短調とか、いいますよね!
長調はメジャースケール、
短調はマイナースケール を指します。

そして英語では、アルファベットで、
C D E F G A B C  です。
そのまま、
シー、ディー、イー、エフ、ジー、エー、ビー、シー
と言います。
ギターをやる人には、この言いかたになじみがあるかもしれないですね。

娘が先生にフランス語でピアノを習っているのを横で聞いて、ピアノとフランス語の勉強をしています。
私もいつか、オンラインでもいいので、フランス語でピアノを習いたいなあとおもいました。
今やなんでもオンラインで世界中の先生から物事を習える時代ですので、みなさんも、海外の先生から、英会話だけでなく楽器や料理などを習ってみるのも楽しいかもしれませんよ!

ではまた!

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1 個のコメント

  • 素敵なブログ、ありがとうございます。投稿の中の写真に写っているピアノはYAMAHAですけど、フランスのおうちにあるピアノでしょうか。フランスで弾くYAMAHA、いいですよね(^^)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    様々な国に滞在した経験があり、「伝わる英語」が何であるかをしっかりと理解しているRina先生。きめの細かい添削でありながら、モチベーションもしっかりと上げてくれる添削が大変人気で、生徒様から高い評価を受けている講師です。 座右の銘は"If you can imagine it, you can achieve it. If you can dream it, you can become it."