こんにちは、Paigeです。
海外に来てみると気付く、日本とのちょっとした違い。私が「面白い!」と思ったことの中に、博物館や美術館があります。
展示されているものが違うのはもちろんのことですが、そのシステムや開催されるイベントなどにも、海外ならではの面白さを見つけることができます。
そこで今回は、カナダでの体験をもとに、私たち日本人にはあまり馴染みのない海外の博物館や美術館の楽しみ方をご紹介したいと思います!
海外では身近な博物館・美術館
博物館や美術館といえば、観光スポットというイメージが強いかと思います。けれど、私がカナダに住んでみて感じたのが、博物館や美術館は地元の人たちにもとても身近な存在だということです。実際に私の周りでも、何度も行っているという人が多くいます。
気軽に足を運べる理由の一つとして、毎週入場料が無料の日があることが挙げられるのではないでしょうか。ほとんどの博物館や美術館が、毎週何曜日の何時から何時まで、といった決められた日時に無料で開放されています。平日の夕方から夜間の時間帯が多いと思われます。留学生などにとって嬉しいシステムですよね!
「Pay What You Wish」って?
以前、カナダで地元の友人に博物館へ連れていってもらった時のこと。「今日は”pay-what-you-wish”の日だよ!」と言われました。単語からなんとなく意味は想像できましたが、日本人の私には馴染みがなく、戸惑ってしまった記憶があります。
そんな「Pay What You Wish(PWYW)」の正体は、料金設定システムでした。一般的に、「PWYW」は、買い手が商品に対して支払う金額を自由に決められるというシステムを意味します。北米の博物館や美術館の中には、この制度を入館料に取り入れているところがあるようです。特に、ニューヨークなどが有名ではないでしょうか。
指定された「PWYW」の日時に行くと、入館料として支払う金額には下限も上限も一切なく、ゼロでも構わないというなんとも面白いシステムです。しかし、いくらでもいいと言われると困ってしまうという方のために、目安の金額である「suggested donation」が設定されていることがしばしばあります。ちなみに私が訪れた博物館では、目安は5ドルだと教えてもらいました。
※その他にも、「Pay What You Want」や「Pay What You Can」と呼ばれることがあります。
海外の美術館は館内でお酒を飲める!?
次に、「博物館や美術館の中でお酒を飲んで踊れる日がある」という嘘のような話を聞いた私は、半信半疑のまま友人に連れていってもらうことにしました。
私が行ったのは、トロントにあるロイヤル・オンタリオ博物館で開催される「Friday Night Live」というイベントです。中に入ると、ライトアップされた恐竜の化石が出迎えてくれ、ライブのような音楽がかかっています。メインフロアでは、DJの周りでお酒を片手に踊る人たちがたくさんいて、日本では絶対に目にしない光景に驚きました。
いくつかの博物館や美術館では、このようなイベントが週や月に一度など定期的に開催されているようです。館内でお酒と軽食が売られており、一部のエリアを除いて、お酒を飲みながら見て回ることができます。日本人の私としては、始めは悪いことをしているような気持ちにもなりましたが、とても面白い体験をすることができました。タイミングが合えば、一度訪れてみるのも楽しいかもしれませんね!
入場するには、イベント専用のチケットを購入しなければなりません。入場者数の制限もあるようなので、事前にオンラインでチケットを購入しておくのが確実でおススメです。余談ですが、前売り券は「early-bird tickets」と呼ばれていました。「early-bird」は、事前に購入することでお得になる、つまり「早割」といった意味でよく使われています。面白い表現ですね。
今回は、日本とはちょっと違った海外の博物館や美術館についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
海外旅行や留学はしばらくお預けになってしまいましたが、機会ができた時には是非、足を運んでみてくださいね!
現在カナダの大学院で国際開発学を研究しています、Paige(ペイジ)です。
海外旅行が好きで、トロントにて留学・就労経験があります。日本では海外向けサービスを提供する企業で勤務しておりました。
英語学習や日常会話からビジネス英語まで、幅広くお伝えしていきたいです!
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