通じない!?コロナ関連のカタカナ語

通じない!?コロナ関連のカタカナ語

こんにちは。アメリカ出身のモーガンです。

静かな休日を過ごしてらっしゃる方も多いことでしょう。もうこの際、spring cleaningなんてどうですか?日本では年末大掃除といって、とても寒い時期に掃除をしますけど、アメリカでは大掃除は春先にやるので、spring cleaning と言います。我が家は、spring cleaningですよ。窓掃除もベランダ掃除も冬はやりたくないでしょう…?だって寒いもん!

さて、みなさんがお家で過ごされている理由。アレですよね、アレ。来年には、そんなGWもあったわ〜…と過去の思い出になっていればいいですね。

そんなアレに関する、日本での報道を見ていると、カタカナがすごく目立ちます。パンデミック、クラスター、オーバーシュート、ロックダウン、なんだか違いがわからないリモートワークにテレワーク、ソーシャルディスタンスにソーシャルディスタンシング…などなど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナの流行によって、まぁいつものことなのですけど、どうせ英語っぽくするなら、本当に通じる英語にしてくれ〜!と英語を教える立場の人たちはみ〜んな思ってると思うんですが、このコロナ関連語には、実は英語では意味が通じない和製英語も混じっています。

さぁ…みなさんにはどれが本当の英語で、どれが和製英語なのか、わかりますか?

 

通じるの!?コロナ関連カタカナ語!

さて…先に挙げたカタカナ語たち。本当の英語と和製英語、通じる通じないをわたしが判定します!

パンデミック→○

英語でも、pandemicという名詞があります。病気が世界の複数の地域で同時に大流行することを指していますので、カタカナ語と同じ意味です。一定の地域から周辺地域へ大きな広がりをみせるエピデミック(epidemic)に対して使う言葉です。

クラスター→○

辞書には、「同種の物・人の集まり, 集団, 群れ」とはありますが、「集団で小規模な患者集団」という意味はないです。ですが、今ではメディアでも[New cluster detected]などとカタカナと同じ意味で使われていますので、カタカナ語と同じ意味で解されるということでいいでしょう。ですが、「患者集団」という意味では、私も含め多くのネイティブにとって、馴染みのない言葉だったと思います。

オーバーシュート→X

誤解ないように言っておきますが、動詞で、overshootというのはあります。意味は「行き過ぎる」「(的を)外す」「超過する」など。金融市場や統計で用いられることはあっても「爆発的な感染者急増」といった意味はないので、カタカナ語の意味では通じないです。

ロックダウン→○

カタカナ語と同じように、安全対策として制定された隔離状態のことをいいます。〇〇 is under lockdown/on lockdown といったようにunderやonを前置詞として使います。

リモートワーク→○

work remotely / remote working(名詞)などの言い方のほうがよく使われていますが、一応名詞としてはありますね。オフィス以外の場所から働くことを言います。

テレワーク→○

teleworkは実は動詞で、He teleworks. などのように使います。情報通信技術を活用し、主にオフィスで働きながらも、別の場所からも働くことがあることを言います。休業要請に応えて、週の半分ほど家で働く場合はteleworkとなります。日本語の在宅勤務と近い意味合いで、ワークフロムホーム(Work from Home)という語もあります。

ソーシャルディスタンス→○

「社会的距離」そのもののことを言います。Keep your social distance. などの言い回しでは使えます。社会学では、特定の個人やグループを排除するという意味でも使われているそうなので、紛らわしい面があるかもしれません。

ソーシャルディスタンシング →○

カタカナ語と同じように、自分と他の人との間にスペースを保つことを言います。Practice social distancing. などの言い回しで使います。より物理的な距離を意図しようと、social distancingの代わりに「physical distancing」という用語も使われています。大切な人や家族との関係を社会的に断たなければならないという間違ったメッセージを伝えたくない、人と人とのつながりは引き続き保ちつつ、物理的な距離だけをあけて。ということだそうです。

 

たくさん判定したようですが、それでもニュースに並ぶカタカナ語はめちゃくちゃたくさんありますね。こんなに難しくても、皆さんカタカナ語を理解されているんですよね?よくわからないカタカナ語も慣れてくるでしょうか。

皆さんもお家でつまらないとお思いかもしれませんが、よくわからないカタカナ語も語彙を増やすチャンスと思って頑張ってくださいね!

 

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Hello! アメリカ出身のMorganです。もうかれこれ日本に15年程住んでいます。 アメリカにも子どもたちを連れてよく里帰りするので、子どもを通して気がついたこと、日本とアメリカの違い、日本のここがいいな〜、アメリカのこういうところが懐かしいな〜ということを中心にブログに綴っていきます。