みなさん、こんにちは。
今回も海外旅行で使える英語フレーズをご紹介します。
※前回の記事「【便利な英語フレーズ】買い物で使えると便利!「カード払いでお願いします」」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
日本ではあまりないかもしれませんが、海外では泊まったホテルの部屋の上や隣の宿泊客がうるさい、自分の泊まった部屋の水が流れないなどトラブルに見舞われることが割とあります。
今回の記事では、自分でフロントデスクに電話をして「部屋を変えてください」と難なく依頼することのできる便利な英語フレーズをご紹介していきます。
「海外ホテルステイで万が一のことがあった時に使える表現を身に付けておきたい」そんな風に考える方は、ぜひ最後までチェックしてみましょう。
注意!日本人が言ってしまいがちな「I want to change the room.」は誤用
まず注意なのは、日本人が言ってしまいがちな「I want to change the room.」
英語では「自分の部屋の模様替えをしたい」という意味で伝わってしまうため誤用という点です。意外に感じる方も多いかもしれません。
このフレーズ内の動詞「change」には「変える」という意味がありますが、これは「何かを全面的に、または別のものに変える」という意味を表します。別の言い方をすると、今回のような状況で伝えたい「何かと何かを取り換える」という意味での「変える」という意味では伝わりません。
また、2つ目の注意点ですが、
”I want to~”は”私は~をしたい”という意味ですが、これは主張や願望が強く表現されるため、子供がただ自分の要求を一方的に伝えているような表現です。
ですので、何かを誰かに依頼する際には失礼な言い回しとなってしまいますので使いません。
では、この意味で「部屋を変えてください」と相手に上手に依頼するには、どんなフレーズを使用すると良いのでしょうか?
次から詳しく見ていきましょう。
「部屋を変えてください」を英語で自然に言うには?
海外ホテルステイなどでホテル側に「部屋を変えてください」と英語で自然に伝える場合の例文をご紹介します。
「I cannot sleep because the room next door is too noisy. Could you change my room?」「隣の部屋がうるさくて眠れません。部屋を変えてもらえますか?」
「I would like to request a room change, please.」「部屋の変更をお願いしたいのですが。」
「I’d like to switch rooms, please.」「部屋を替わりたいのですが。」
1つ目の例文のように、いきなり変更をお願いするのではなく、理由を最初にしっかりそれを伝えるようにしましょう。
今回ご紹介したフレーズ内にもある通り、第三者に何かを何かを依頼する場合は「I’d like to…」または「Could I…?」や「Could you…?」を活用するよう意識すると、印象も良く依頼内容を受け入れてもらえる可能性も高まるはずです。
海外では特にクレームすべきか否かをしっかり判断しよう
日本では基本的に「お客様が神様」なため、ホテル内であった問題は、クレームをするとどんな小さなものでも「申し訳ありません」と謝罪をしてくれることがほとんどです。ただ、これは場所が海外になると変わってきます。
もちろん、海外でもホテルで提供されている内容が明らかに支払った値段に見合わない、スタッフに差別的な内容を受けるなどはクレームに値します。ただ、先程の例のようにホテル自体のサービスではなく、他宿泊客の問題の場合、ホテルとしては「それはこちらのミスではありません」と対応されることもあります。
このような場合はお客としていくら怒ってクレームを付けても意味がありませんし、自分の印象も良くないのでクレーム事態を控えた方が良いでしょう。ホテル側と一緒に解決策を探るよう工夫するのがおすすめです。
今回ご紹介した英語フレーズを使えば、海外ホテルステイでトラブルに見舞われた際にもしっかり対応できます。
ぜひあなたも色んな場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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