みなさん、こんにちは。
日本でも日常生活やビジネスシーンなどで誰かが部屋をノックしたり、あるいはチャイムを鳴らして入ってくるという場面は沢山ありますよね。
日本語では「はい、どうぞ」など当然ながらすぐに言葉が出てきますが、英語では何と言って良いか困るという方が多いようです。
そこで、今回の記事では海外旅行先のホテルなどでも重宝する部屋をノックされた際に使える自然な英語フレーズをいくつかご紹介していきます。
「ただ漠然とフレーズ暗記をするのではなく、まず実際に海外現地で使うものから効率的に学んでいきたい」そう考えている方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
部屋をノックされた際の受け答えで一番自然なのは「Come in.」
例えば海外のホテルでルームサービスなどを利用して誰かが部屋のドアをノックした場合、受け答えとして一番自然なのは「Come in.」です。「お入りください」という意味で、相手が部屋や空間に入ってくることを前提とした場面で活用できます。
こちらのもう少しカジュアルの言い方で使われる表現が、「Come on in.」です。
例えば、友達などが家に尋ねてきた際、ドアを開けて「(いらっしゃい、よく来てくれたね)さあ、入って入って!」という感じのニュアンスで言いたいときに
「Come on in!」
というと自然です。この表現は、カジュアルですがオフィスで同僚などにも使えます。
逆に、もう少し丁寧にした形が「You can come in.」で、こちらも使えます。日本人が言いがちな「Come in, please.」は非常に丁寧にお客様を招くという響きになるため、日常生活で使用するには少し丁寧すぎるので注意しましょう。
他にもシンプルに「はい」という意味で「Yes.」と端的に伝える場合もあります。状況に合わせて使いこなせると良いでしょう。
他にもある!自分から相手に向かっていく場合は「I’m coming.」
先程と全く同じ状況でも、相手から部屋や空間に入ってきてもらうのではなく、相手がいるドア付近まで自分が近づいていくという場合もありますよね。
このように自分から相手に向かっていく場合は「I’m coming.」と表現することもできます。
このフレーズは、「今いきます」という意味を表します。
この表現と共に自分からドアを開けてあげると親切でしょう。注意なのは良く「I’m going.」と言ってしまうことです。日本語では「行く」という言葉が入っているため紛らわしいですが、この場合英語では相手の位置から見た自分の行動を基準に考えるため、「(相手からすると自分が)来る」で「coming」を使います。
この辺りの感覚は日本人的に理解しずらい部分ですが、今回ご紹介したフレーズを何度も使うことで英語的な感覚が掴めてきます。ぜひ実践しながらその感覚を養っていきましょう。
ここには注意!「Who are you? 」は相手に失礼になるため使わない
特に海外では色々と勝手が分からないため、いきなりドアをノックされると驚いて「誰だ?」と言いたくなってしまうかもしれません。
ただ、この「Who are you?」という表現は英語ではちょっと強い響きになってしまい、相手に失礼になります。
状況的に来客予定がないのにいきなりドアをノックされたなど事前に誰かを確認して対応したい場合は、代わりに「Who is it?」を使いましょう。
これなら強すぎる響きなく「どなたですか?」と伝えられます。このフレーズは、電話越しで相手が誰か確認したい場合にも使えます。
いかがでしたか?
今回ご紹介した英語フレーズは、海外旅行中に咄嗟の対応が必要な場合にも重宝する非常に便利な表現です。
ぜひあなたも実際の英語でのやり取りの中で使ってみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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