みなさん、こんにちは。
多い時には英語での会話の半分以上を占めると言われるイディオム表現ですが、形から意味を予想することが困難なものも多く、なかなか学習が進まないという方も多いでしょう。
前回は、便利な英語イディオム表現「get through」のいろいろな意味と使い方をご紹介しました。
※前回の記事「【使える英語イディオム】いろいろな意味を持つ「go through」英語イディオム表現」を見逃した方はこちらからどうぞ!
そこで今回の記事では、便利な英語イディオム表現「get through」4つの意味や使い方について詳しく解説していきます。
「汎用性の高いイディオム表現から効率的に学んでいきたい」そんな方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
英語イディオム「get through」の意味①「~を使い果たす」
英語イディオム「get through」には「~を使い果たす」という意味があります。
例えば、
「She inherited a fortune but got through all her money.」「彼女は大金を相続したものの、その全てを使い果たしてしまいました」
と表現することができます。
このイディオム表現「get through」の意味は「use up」の置き換えることが可能です。せっかく手にしたものを全て使い果たすという意味を表したい時に使います。
英語イディオム「get through」の意味②「やり終える」
英語イディオム「get through」には「(仕事などを)やり終える」という意味もあります。
例えば、
「I can’t get through all the work by myself.」「その仕事をひとりで全て終わらせることはできません」
この意味の「get through」は「finish」に置き換えが可能ですが、「get through」を使うことで、苦労や困難のもとにやり遂げるというニュアンスが含まれます。
英語イディオム「get through」の意味③「連絡がつく」
次にご紹介するのは、英語イディオム「get through」、これは「連絡がつく」「電話でつながる」という意味です。
例えば、
「I called my mom last night, but I didn’t get through.」「昨夜母に電話したんですが、連絡がつきませんでした」
このイディオム表現「get through」の意味は「manage to speak to her on the phone」に置き換え可能です。
英語イディオム「get through」の意味④「(試験などに)合格する」
最後にご紹介するのは、英語イディオム「get through」の「(試験などに)合格する」の意味です。試験をやり終えた!というニュアンスが含まれます。
例
「My brother got through his driving test last week.」
「先週、弟が運転免許の試験に合格したんだ。」
この意味の「get through」は他に「pass」(試験に受かる)と置き換えることができます。
ポイント!イディオム内副詞「through」の意味とニュアンス
今回取り上げている英語イディオム表現「get through」の副詞「through」には「端から端まで、最初から最後まで」という意味が転じて何らかの物事の「完了」を表します。
この意味とニュアンスを先にご紹介してきた4つのイディオムの意味に照らし合わせると、それぞれの意味や使い方がより鮮明になってきますよね。このように、各英語イディオム内の副詞や前置詞はその表現を理解する上で大きな助けになることが多々あります。
1つの表現で4つの異なる意味を持つ英語イディオム表現「get through」は汎用性も高く覚えておいて損のない表現です。
ぜひあなたも、様々なシーンで活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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