みなさん、こんにちは。
英語を使う場面で「後々、内容を確認してみたらそんなに難しい内容ではないと分かるのに、伝えられた時に瞬時に意味を理解することができない」とこんな経験をしたことはありませんか?
もしかするとこれ、「基本的には知らないと理解できない」とも言われる、英語イディオム表現が原因になっているかもしれません。
そこで、今回の記事では日常会話でも良く使われる英語イディオムの一つ、「go off」について詳しく解説していきます。
「仕事にも日常生活にも役立つ、便利な表現をもっと身に付けていきたい」そんな方はぜひ読み進めてみましょう。
英語イディオム「go off」の意味①「突然大きな音を出す」
まず英語イディオム「go off」には「突然大きな音を出す」という意味があります。他にも似た表現で「~を消す」という意味の「turn off」がありますが、混同しないように注意が必要です。
この表現内の副詞offには「分離して、離れて」という意味があり、何かが突然大きな音を出す前の状態から離れ、大きな音を出す状態へ移行するというニュアンスを与えます。
例えば、
「The alarm at our office went off all the sudden today.」「今日会社のアラームが突然鳴りました」
「That’s when my alarm clock went off.」「その時私の目覚まし時計が鳴りました」
などの形で活用することができます。
この意味の使用は他2つの意味と比べてより汎用性が高いため、覚えておくと便利です。
英語イディオム「go off」の意味②「進行する」
英語イディオム「go off」には「進行する」という意味もあります。
例えば、
「How did the meeting go off?」「どんな感じでその会議は進行したの?」
「The party went off exactly as I thought. 」 「そのパーティーは私が思った通りに進みました」
などの表現が可能です。
この意味での使用の際も、先述した副詞offの「分離して、離れて」の意味が会議やパーティーなどが始まってその状態から少しずつ離れて進行していくというニュアンスを与えています。
少し硬いイメージの強い言い回しなので使用する場面は限られますが、知識として知っておくと役立つ場面があるでしょう。
英語イディオム「go off」の意味③「止まる」
実は、英語イディオム「go off」には「止まる」という意味もあります。
最初にご紹介した「突然大きな音を出す」とはほぼ逆の意味を表すのが興味深いですね。
具体的な例文を挙げると、
「The heat goes off at 6.」 「暖房は6時で止まります」
「The air conditioner goes off around noon.」「エアコンは正午頃で止まります」
などの形で活用できます。
この意味でも副詞offの「分離して、離れて」の意味が暖房やエアコンなどの流れが中断され、接点が無くなるような分離感を表しています。何かを「消す」のではなく、何かが「止まる」と状態を表したい時に使えるととても便利です。
いかがでしたか?
英語イディオム表現「go off」は、汎用性の高い意味のものから順に覚えて使えるようになると、表現の幅をぐっと拡げてくれる優れた表現です。
ぜひあなたも、色んな場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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