みなさん、こんにちは!
最近では海外出張・旅行で使用した飛行機の中で英語ネイティブと隣り合わせで座るなんてことも珍しくないですよね。そこで定番の話題と言えばお互いが向かう行先です。あなたは、初対面の人にも失礼なく伝わる英語での行先の聞き方を知っていますか?
今回の記事では、使えると上手く話しを拡げて雑談が可能になる「どちらへ行かれるんですか?」の英語での言い回しをご紹介していきます。
「海外渡航はせっかくのチャンスなので、どうせなら英語でも楽しく雑談を楽しめるようになりたい」そんな風に感じる方は、ぜひ参考にしてみてください。
「どちらへ行かれるんですか?」には「Where are you headed?」を使おう
旅行先で隣り合わせた人に英語で「どちらへ行かれるんですか?」と目的地を聞く場合、
「Where are you headed?」
を使うのが一番自然です。「be動詞+headed」で「向かう」という意味を表します。
ちなみに、答える際には「I’m heading to New York.」などの形で答えればOK。前置詞のtoはforに置き換わる場合もありますが、意味の上での違いはありません。答え方も合わせて覚えておくと、重宝するはずです。
注意!日本人が使いがちな「Where are you going?」は少し不思議な響きに
行先を聞くんだから、「あなたはどこに行くんですか?」で「Where are you going?」でも良いんじゃないの?と思う方も多いと思いますが、このシチュエーションで使うと少し不思議な響きになるため注意が必要です。
実は、この状況で「Where are you going?」と聞くと「あなたの行先を詳しく教えて」という意味になりかねず、特に初対面の人は「なぜ見ず知らずのあなたにそんなことを教えないといけないの?」と戸惑ってしまいます。
これに対して、先にご紹介した「Where are you headed?」は「どちら方面に向かうんですか?」と上手く曖昧さが残っているため、不思議な響きにはなりません。
それぞれのフレーズのニュアンスの違いが少しややこしいですが、覚えておくとコミュニケーションの行き違いを避け楽しい雑談が実現できるでしょう。
初対面でも軽く会話を交わすのが欧米でのマナー
日本では例えば飛行機や新幹線で隣り合わせた初対面の人と雑談を始めるというのは珍しいですよね。しかし、アメリカをはじめ欧米諸国では同じ状況でも雑談程度に軽く会話をするのがマナーです。
もちろん、欧米人の中にも雑談嫌いの人もいるため、絶対とは言えませんが、一般的に初対面の人ともまず笑顔で挨拶をし、行先や天気など当たり障りのない話題でスモールトークをするのが良いとされています。
日本と違って、相手と距離が近いのに全く挨拶や会話をしないと「この人は怪しい人かもしれないので油断できない」という印象を与えかねません。無理し過ぎる必要はありませんが、自分を守るためにもまずは笑顔で挨拶をし、軽い会話ができると良いですね。
いかがでしたか?
「Where are you headed?」は、海外渡航の際に相手に自然に行先を聞くことのできる便利な英語フレーズです。
ぜひあなたも、英語で上手く話しを拡げるきっかけの一つとして活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする