みなさん、こんにちは!
ビジネスでの海外出張やプライベートでの海外旅行で避けられないものの中に移動中の機内での会話があります。特に食事や飲み物に関する言い回しは相手から必ず聞かれる項目なので出来れば事前に正しい言い回しを知っておきたいですよね。
そこで、今回の記事では意外と間違った表現を使ってしまいがちな「どんな飲み物がありますか?」の正しい言い回しについて分かりやすく解説していきます。
「次、海外に行く機会があったらぜひ正しい英語表現を覚えて活用していきたい」そんな方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
「どんな飲み物がありますか?」は英語で「What do you have?」が最適
機内の乗務員に「What drinks would you like?」、「飲み物はいかがなさいますか?」と聞かれた際、
「どんな飲み物がありますか?」と確認する際には英語で
「What do you have?」
とするのが最適です。
この表現は、直訳すると「あなたは何を持っていますか?」となりますが、「What kinds of drinks do you have?」が省略された形となっています。
省略した短い形ではあるものの、相手に選択肢を尋ねる際に使うと「どんな種類があるんですか?」という意味でちゃんと伝わります。
ちなみに、この表現は機内以外でも例えばレストランやカフェ、バーなどで食べ物や飲み物の選択肢を尋ねるのにも活用できます。アメリカなどの海外の国では日本に比べて種類や選択肢が多いことがほとんどなので、この言い回しを覚えて自身で選択肢の確認が出来ると便利です。
注意!「What drinks can I have? 」は別の意味で伝わってしまう
「どんな飲み物がありますか?」という日本語を聞いて「What drinks can I have?」、又は「What can I have?」という表現が思い浮かんだ方も多いかもしれません。
しかし、これらの表現は何かの種類や選択肢を相手に尋ねるのとは別の意味で伝わってしまうため注意が必要です。
助動詞canは可能性を表すため、これらの表現は「私が飲める飲み物はどれでしょうか?」と聞こえかねせん。要は、自分は何か病気や他の事情のために食事制限をしており、それに引っかからない飲み物はどれ?と聞いてしまうことになるのです。
もちろん、相手がその道のスペシャリストでそのような特別なサービスを受ける立場にあれば別ですが、例えばこう聞かれた添乗員は「そんなことを私に聞かれても困りますが…」と思ってしまうでしょう。
「Can I…?」から始まる表現は私達日本人にとって馴染みのある表現のため、「とりあえず使おう!」となりがちですが、やはり状況ごとに最適な表現を選択することが重要です。
「英語が話せる!」から「英語でちゃんと相手に伝わった!」へシフトしよう
私自身も英語コーチングのクライアントの皆さんから「英語を話せるようになりたい」という声を良く耳にするのですが、実は自分にとって英語が話せるとはどういうことか?をきちんと定義することが重要です。
「話す」の部分を「相手とのコミュニケーション」だと捉えてみましょう。そうすると、「英語を話す」ことは自分の発音や単語力、表現力に拘るだけではなく、「ちゃんと相手に自分の言いたいことが伝えられる」ことだと分かります。
英語を使用する際にこれを常に意識するようにすると、相手との会話も本当の意味で楽しめるようになるでしょう。
いかがでしたか?
「What do you have? 」は相手に種類や選択肢を尋ねるのに便利な汎用性の高い英語表現です。
ぜひあなたも海外出張や海外旅行でチャンスがあれば活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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