みなさん、こんにちは。
ビジネス・プライベートに関わらず、海外で必須になるのがレストランやカフェなどでの食事でオーダーする際に使う英語フレーズです。
日本では食べられない海外ならではの美味しい食事を楽しむのが海外に行く醍醐味!という方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、私達日本人が意外と勘違いしやすい「~をください」の英語での正しい言い方を詳しくご紹介していきます。
「せっかく海外に来たからこそ、相手に伝わる表現を使って上手くコミュニケーションを取りたい」そんな方はぜひ参考にしてみてください。
「~をください」は英語で「I think I’ll have~.」とするのが最適!
レストランやカフェで定員さんに
「What would you like for drink today? 」、「今日はお飲み物はいかがなさいますか?」
と聞かれた際、
「~をください」と答える場合は
「I think I’ll have~.」
とするのが最適です。
例えば、
「I think I’ll have tea.」「紅茶にしようかな」、
「I think I’ll have beer.」「ビールにしようかな」
I thinkを省略して「I’ll have tea.」とすることもできますが、この場合は「~しようかな」というニュアンスは消えて「紅茶にします」という意味になります。
日本語にすると少し曖昧な響きになりますが、英語では物腰が柔らかでソフトな響きになるためおすすめです。私もアメリカでこの言い回しは色んな場面で活用しています。
注意!「~, please. 」の言い方は英語で本当に丁寧?
「英語で丁寧にお願いする」と聞くと「文末にpleaseを付けて丁寧にお願いすれば良いのでは?」と発想する方も多いでしょう。
しかし、先に挙げたのと同じような状況で例えば「Tea, please.」と言うと「紅茶ね、紅茶をくれよ」という響きになります。
もちろん、その時の状況や言い方によっては失礼にならないこともありますが、基本的に何かを注文する際に「名詞, please.」の形で伝えるのはネガティブなニュアンスで伝わるリスクが高いという点も念頭に入れておきましょう。
また、「Give me tea.」などの形で表現する方を時々見かけたりもしますが、これも相手に対して上から「紅茶持ってきてよ」と指示しているような響きになります。すでに仲の良い友人や家族間の会話ならあり得ますが、レストランやカフェなど第三者とやり取りする際にはこの表現も失礼に聞こえるので避けるべきでしょう。
今回ご紹介した「I think I’ll have~.」、または「~would be great.」などの表現でできるだけソフトに表現するのがおすすめです。
海外では「お客様は神様」ではない!
日本では良く「お客様は神様です」という表現が使われますよね。これは相手からお金という対価を受け取る以上、相手を神様のように見立てて奉仕するのが良い、という考え方が基本になっていると言えます。
もちろん、海外でもそう考える人がゼロな訳ではありませんが、特にアメリカをはじめとした欧米諸国では「お客様は神様」では「ない」ことがほとんどです。基本的にはお客さんもお店の人も立場は対等。このため、レストランやカフェ、お店などでもお客としての相応の態度や言葉遣いが求められます。
この理由から、お客としても常に相手に失礼にならない表現を身に付けておくことは海外でお互いが気持ちよく過ごすポイントとなります。
今回ご紹介した「I think I’ll have~.」の表現は相手にソフトに自分の欲しいものを伝えられる非常に便利な表現です。
ぜひあなたも、様々な場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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