みなさん、こんにちは。
あなたは、多い時には会話の半分以上を占めることもあるとも言われるイディオム表現の学習を地道に続けていますか?
イディオム表現を知っていると相手の英語での発言が理解しやすくなるというのはよくあることです。
そこで、よく使われるイディオム表現をシリーズでご紹介しています。
※前回の記事「【使える英語イディオム】3つの意味を持つ万能表現!「get away」の英語イディオム表現」を見逃した方はこちらからどうぞ!
今回の記事では同じ表現で3つの異なる意味を表せるイディオム表現「get on」について詳しく解説していきます。
「会話の中でも使われる可能性の高い表現から効率的に学びを進めていきたい」そんな方はぜひ最後までチェックしてみましょう。
英語イディオム「get on」の意味①
まず英語イディオム「get on」の基本は「~に乗車する」という意味です。
具体的には電車やバス、モノレールなど内部を動ける空間がある公共機関などの乗り物に乗車する際に使用します。
例えば、
「Let’s get on the train!」「電車に乗ろう!」
「She soon realized that she got on the wrong train. 」「彼女はすぐに自分が違う電車に乗ってしまっていることに気づきました」
ちなみに、乗用車に乗車するという場合は同じgetを使いながらも「get in」を使用するのが正解です。
どちらのイディオムも日常生活の中でとてもよく使われますのでぜひこの機会に覚えておきましょう。
英語イディオム「get on」の意味②
英語イディオム「get on」には「進める、取り掛かる」という意味もあります。
例えば、仕事や作業、何らかのプロセスに関わる表現をしたい際に活用すると便利です。
「Please stop talking and get on with your work.」「おしゃべりは止めにして自分の仕事に取り掛かってください」
「You really should get on with your work now.」「そろそろ本当に自分の仕事に取り掛かるべきですよ」
前置詞onは元々、「~の上に、~上に」という意味を持ちますが、このイディオム内では仕事や作業などを平面に見立て、そのプロセス場を進んでいくというニュアンスを持つと理解しやすいはずです。
英語イディオム「get on」の意味③
最後にご紹介するのは、英語イディオム「get on」の持つ「うまく付き合う」という意味です。
この意味は、前置詞onの「接点がある、何かと何かが互いに接している」というニュアンスから派生して「誰かと誰かが心理的に近い」ことを表すものです。
例えば、
「The kids in his class all get on well. 」「彼のクラスの子供たちはみんな仲良くやっています」
「Does your kid get on well with other kids?」「あなたの子供は他の子達と仲良くやっていますか?」
「get on with~」とwithをつけて、「~とうまく(仲良く)やる」と表現されることが多いです。
ちなみに、類似表現である別のイディオム「get along」も「気が合う、意気投合する、仲が良い」という意味でよく使用されます。この表現も合わせて覚えておくと表現の幅も更に拡がるはずです。
いかがでしたか?
英語イディオム「get on」は、いろいろな意味がありますが、特に今回ご紹介した3つの意味を覚えておくと便利なものばかりです。
ぜひあなたもチャンスがあれば実際の会話の中で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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