みなさん、こんにちは。
あなたは、時には会話の半分以上の割合を占めることもあると言われる英語イディオム表現をどんな風に学んでいますか?
イディオム表現は、基本的に形から意味を想像することが困難と言われるため、知らないと使えないという特徴があります。
そこで、今回の記事では日常生活でも良く使われる「get into」のイディオム表現について詳しく解説していきます。
「頻出表現から効率的に学習を進めて、英語での自分の表現力の幅を拡げていきたい」そんな風に感じる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
英語イディオム「get into」の意味①「~に入る」
英語イディオム「get into」の一つ目の意味としてご紹介するのは、「~に入る」です。
何らかの隔たりを抜けて、どこかの内部に入るというニュアンスを持つ前置詞「into」を上手く使った表現です。
この意味を活用すると、例えば
「I said good bye to everybody and got into the car.」、
「私は皆に別れを告げ、車に乗り込みました」
などの表現が可能となります。当例文のように、乗り物に関わる表現の場合、日本語が「乗り込む」となる場合も多々あります。
ちなみに、乗り込むという意味ではなく、「車に乗って席に着く」という意味で「get in」というイディオムも日常生活の中で良く使われます。
「Hey guys, get in the car!」
「さぁ、みんな、車に乗って!」
と表現することができます。
英語イディオム「get into」の意味②「学校などに入る、入学する」
他にも英語イディオム「get into」には「学校などに入る、入学する」という意味もあります。
日本語でも「学校に行く」という場合と、「学校に入る、入学する」という場合には異なる表現が必要ですが、英語でも同様です。
この意味を活用すると、例えば
「I need really good grades to get into that college.」、
「あの大学に入学するにはかなり良い成績を取らなければなりません」
などの文章が作れます。この例文内の前置詞intoも、先にご紹介した何らかの隔たりを抜けて、どこかの内部に入るというニュアンスと同じです。
大学入学には普通、大学入試というある意味での隔たりが用意されており、そこを抜けて晴れて入学すると捉えると分かりやすいですよね。このように、英語イディオム表現は前置詞が使われていることが多いため、前置詞単独でのニュアンスを捉えると表現全体の意味が分かりやすくなります。
英語イディオム「get into」の意味③
最後にご紹介するのは、英語イディオム「get into」の3つ目の意味「トラブルなどに足を踏み入れる(巻き込まれる)」です。
この意味を活用した例文は、例えば
「How did you get into this problem?」
「どうしてこの問題に関わることになったんですか?」
などがあります。
何かに積極的に入り込む、というよりは気づくと何らかの状況に巻き込まれていた、面倒なことになっていたというような意味を表したい時に使用します。「~に巻き込まれる、面倒なことの渦中にある」と表現する方がしっくりきます。
この辺りの日本語の意味は状況ごとに判断していくと間違いがないでしょう。
英語イディオム表現「get into」は、どの意味も日常生活の中で良く使われる頻出表現の一つと言えます。
この機会に暗記しておいて使えるようになると表現の幅も拡がることと思いますので、ぜひななたも積極的に活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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