みなさん、こんにちは。
句動詞やチャンクを含む英語イディオム表現は、多い時には会話の半分を占めるとも言われています。イディオム表現は知らないと意味を予想することが難しいという特徴があるため、活用するには日頃から地道に学んでおく必要があります。
そんな知っておくと便利な英語イディオムをシリーズでお届けしています。
※前回の記事、「【使える英語イディオム】覚えておくととても便利!「find out」のイディオム表現」を見逃した方はこちらからどうぞ!
そこで今回の記事では、知っておくと会話の中でも重宝する「get around」のイディオム表現について詳しくご紹介していきます。
「海外映画やドラマ内で出てくるネイティブの自然な言い回しをもっと理解できるようになりたい」そんな方はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
英語イディオム「get around」の意味①「~を回避する」
まず英語イディオム「get around」には「~を回避する」という意味があります。
例えば
「I have to come up with a solution to get around the problem.」
「私はその問題を回避するために解決策を見つけなければいけません」
の意味で活用することができます。
他にも、
「She got around the rule by asking for a special permission.」
「彼女は特別な許可を求めることでその規則からの抜け道を見つけた」
と表現することも可能です。
これら例文から分かる通り、誰かや何かが工夫をして何かから逃れる、回避するという意味で主に使われます。
英語イディオム「get around」の意味②「あちこち移動する」
英語イディオム「get around」には「あちこち移動する」という意味もあります。
例えば
「I had a big surgery a couple years ago and I don’t get around much anymore. 」
「数年前に大きな手術をしたのでもうあちこち移動することができないんです」
と表現できます。
また、
「People in New York city get around in subways and taxis.」
「ニューヨーク市民は地下鉄やタクシーで移動します」
と活用することも可能です。
get aroundの持つ「あちこち移動する」というのは、ただどこかに移動するというのではなく、歩いたり動いたりなどの動作を伴いながら、色んな場所に移動するというニュアンスがあります。
再度確認してみよう!副詞「around」のニュアンスと動詞との組み合わせ
ここで改めて、英語イディオムget around内の副詞「around」のニュアンスと動詞「get」との組み合わせから成る意味を再確認してみましょう。
まず、ここでの副詞aroundの意味は「周囲をまわって、あちこちをまわって」となります。
ここに数多くの意味を持つgetが表す意味の一つである「成し遂げる」という意味を合わせると、「何か決まり事やルールからくぐり抜ける、抜け道を見つける」というニュアンスになります。
一方、副詞aroundの同じ意味を動詞getの「移動する」と組み合わせて考えると、「動きまわる、あちこち移動する」というニュアンスになります。
このように、特にget aroundのような動詞+副詞の形で動詞句となっているようなイディオム表現は、あえてそれぞれの単語単独での意味やニュアンスを再確認した上で理解するようにすると分かりやすさが増します。
いかがでしたか?
イディオム表現「get around」は、それぞれの意味が表すニュアンスと共に覚えておくと活用の幅が拡がる便利な表現と言えます。
あなたも実際にネイティブとの会話や他英語を使用する場面で使ってみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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