みなさん、こんにちは。
英語イディオム表現は、多い時には日常会話の半分を占めることがあると言われるものの、日本人にとって馴染みの無い表現も多いため学習する機会がなかなか無いという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事ではネイティブの中では定番で会話の中にも多く登場する「figure out」のイディオム表現について詳しく解説していきます。
「後で振り返ると知っている単語が使われているはずなのに、意味が理解できないことがある」こんな風に感じている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
英語イディオム「figure out」の意味①「~を解決する、~に答える」
まず英語イディオム「figure out 」には「~を解決する、~に答える」という意味があります。
例えば、
「Did you figure out the problem?」の形で「その問題を解決しましたか?」、
「Did you figure it out?」で「それを解決しましたか?」
と表現することができます。
上記の表現は英語ネイティブの中でも定番の言い回しで、例えばビジネスシーンで何か問題解決に励んでいる同僚、もしくは何か悩みを抱えている友人・家族に使用することも多いです。
私自身もアメリカ生活の中で何か困ったことに遭遇した際、これらの表現を使って声をかけられたことが何度もあります。
英語イディオム「figure out」の意味②「理解する」
英語イディオム「figure out」には、もう一つの意味として「理解する」という意味があります。
例えば、
「I’m so sorry, but I can’t figure this out.」で「本当に申し訳ないんですが、これは理解できません」、
また
「I can’t figure out how to turn this off.」の形で「これをどうやって消したら良いか分かりません」
と表現することも可能です。
この場合、どちらの表現も「understand」の一語で言い換えることができるのが分かります。もちろん、この単語を使って表現しても良いのですが、「figure out」を使った方がよりこなれた雰囲気が出るためネイティブとの距離も近くなります。
この意味での使用もアメリカ生活の中では定番です。
特にアメリカ社会では、何か困ったことがあればまずは自分でその状況を相手に訴えることが大切ですので、「自分なりに努力はしているんだけど、理解ができないんです」という意図で上手く伝えると印象も良いでしょう。
もっと深めよう!「figure out」の「figure」と「out」それぞれの意味とは?
まず、このイディオム表現内「figure」は動詞で「何が正しいか、何をすべきか考える」という意味を表します。
「考える」と言うと、動詞「think」を連想しがちですが、thinkはどちらかと言うと正しさや必要性を問わずただ漠然と何かについて考えを巡らせるというイメージです。
続いて副詞「out」には基本的に「~から外へ、外部へ」という意味があります。このため、動詞figureと一緒に使うと「答えが分からないという空間を抜けて、答えが分かる空間へ移動する」というニュアンスが上手く出ます。
いきなり「figure out」という新たなイディオムの意味をそのままの形で覚えようとすると大変ですが、こんな風に表現内のそれぞれの単語ごとの意味を深めていくと理解しやすいことも多いです。少しでもこの表現のニュアンスを掴んでもらえたらと思います。
いかがでしたか?
「figure out」の表現は、アメリカ生活の中でも度々耳にすることのある、ネイティブにとっては定番のイディオム表現です。
ぜひ、あなたも実際の会話の中で活用できるチャンスがあればぜひ積極的に活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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