みなさんこんにちは!
日頃の会話でことわざを使ったりすることはありますか?
ことわざ慣用句は、昔から言い伝えられてきた先人の知恵を含んだ言葉です。会社やその他の日常生活でことわざを挟むと説得力が一気に増しますよね。英語でことわざは、proverbやsayingなどと言われ、アメリカはもちろん世界中に存在します。
今回は、英語特有のことわざや、日本でよく使われることわざを英語で言うとどんな言い方になるのかなどをご紹介していきたいと思います。
「郷に入っては郷に従え」英語で何という?
日本でもよく使うことわざ、英語ではどのように表現するでしょう。
The grass is always greener on the other side of the fence.(隣の芝は青い)
直訳すると、フェンス越しにある隣の芝生は青く見える。意味は、日本でよく使われる隣の芝は青いということわざと同じです。他人の持っているものは羨ましく見えるものだが、自分の持っているものも他人からしたら羨ましいものだったりするので、高望みをせず今持っているものに感謝するべきだ、ということを教えてくれることわざです。ほとんど日本のことわざと同じ言い回しですね。
Strike while the iron is hot.(鉄は熱いうちに打て)
鉄は熱いうちに打て、は好機を無駄にするなという意味のことわざです。もともと海外から伝わってきたものが日本語になったものなのでそのまま、Strike while the iron is hot となります。
When in Rome, do as the Romans do.(郷に入っては郷に従え)
日本でよく使われる郷に入っては郷に従えということわざの起源は中国の書物にある入竟而問禁。入國而問俗。という言葉だと言われています。しかし、このWhen in Rome, do as the Romans do. はそれとは全く違う起源で、4世紀のミラノの聖人、アンブロジウス司教が言ったとされる言葉です。
Don’t judge a book by its cover.(見た目で判断するな)
見た目で判断すると痛い目をみる、見た目に騙されるな、などの言葉はよく使われる言葉ですよね。これに相当するのが、Don’t judge a book by its coverです。直訳すると本を表紙で判断するな、になります。
Ignorance is bliss.(知らぬが仏)
直訳すると、無知こそ至福。Ignoranceは無知、無学という意味で、blissは至福、最大の幸福という意味です。日本でよく使われる知らぬが仏と同じ意味で使われることわざです。
英語特有の比喩表現について
次は英語特有の比喩表現について見ていきましょう。違う文化が垣間見れますよ。
Too many cooks spoil the broth.(大勢の人が同じことをするとトラブルが起きる)
直訳すると大勢いるコックがブロス(野菜や鳥から出る出汁)を台無しにしている、になります。狭いキッチンで何人ものコックが同じことをしていては効率は悪くなるばかりで、時に余計なトラブルに発展します。このような様を説いた言葉です。
You can’t have your cake and eat it too.(正反対の二つの望みを叶えることはできない)
目の前にケーキがあるとして、そのケーキを食べてしまったらケーキは当然なくなってしまいます。ケーキを持つこととケーキを食べることのように相反する二つの望みを同時に叶えることはできないということを示すことわざです。
An apple a day keeps the doctor away(一日一つのりんごで医者いらず)
りんごには多くのビタミンが含まれており、栄養価の高い食材です。このことわざは身体にいいものを摂ると医者にかからなくていい程に健康になれるから好き嫌いせず健康的なものを摂取するようにとの教えが説かれています。
Two wrongs don’t make a right.(二つの過ちは何も生まない)
誰かに何かをされた時に仕返ししてやろうと思うこともありますよね。しかし、復讐をしたところで何も生まないですし、それどころか事態は悪化していくでしょう。このことわざは、仕返しをしても状況が悪化して何もいいことはないからしない方がいい事を示唆しています。
You can’t make an omelet without breaking a few eggs.(卵を割らずにオムレツを作ることはできない)
直訳すると卵を割らずにオムレツを作る事はできない。このことわざの意図するところは、何か変革を起こそうとしたり、新しいことをする時に全員から賛成を得られる訳ではありません。誰かしら反対する人がいるものです。何かをしようとすれば誰かからの否定的な意見に耐えなければいけません。それを卵とオムレツの関係に見立てているのです。
Don’t cross the bridge until you come to it.(橋に着くまでは橋を渡るな)
この言葉は取り越し苦労をするな、という意味で使用されます。橋を渡る前から恐れていても、何もできることはないですよね。予測不可能な未来に対して過度に恐れる必要はないという教えを含んだ言葉です。
いかがでしたでしょうか?
さらっと言うことができたらかっこいいですよね。
日本でも使われることわざなら身近ですし、記憶にも残りやすいと思うので是非覚えて機会があったら使ってみて下さい。
奈良県在住。英語学習が好きで、将来的に英語に携わる仕事がしたいと思いスキルを磨いております。TOEICは890点保有です。2年間看護師の仕事に携わったのち結婚を機に退職し主婦業に専念。1〜2年に一度は引っ越しをする転勤族の妻です。夫のすすめで嫌々英語の勉強を始めるも、英語を学ぶ楽しさに目覚め、楽しみながら勉強中。最近はスペイン語の勉強も始めました。休日は夫とカフェ巡りをしています。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする