映画「博士と彼女のセオリー」から学ぶ英会話

映画「博士と彼女のセオリー」から学ぶ英会話

みなさん、こんにちは。

世界的に有名な物理学者であるスティーブン・ホーキング博士の生涯を描いた映画、「博士と彼女のセオリー」をご存知でしょうか。彼はALS(筋萎縮性側索硬化症)を患いながらも数々の偉大な研究を発表してきた宇宙物理学者です。

今回は、この映画内に登場するセリフを抜粋して説明していきたいと思います。

 

「博士と彼女のセオリー」のあらすじ

主人公はエディ・レッドメイン演じる物理学を専攻する大学院生ティーブン・ホーキング。天才的な頭脳をもち、将来を有望視されていた。学生が集うパーティで文学部のジェーン・ワイルドと出会い、恋に落ちる。そんな学問と恋愛ともに順調だったスティーブンだったが、徐々に身体が思うように動かなくなり、校内の敷地で倒れてしまう。検査の結果、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断される。筋肉が徐々に萎縮し、動かなくなる病を抱えながら研究を続け、偉業を成し遂げた故スティーブン・ホーキング博士の半生を描いた映画です。

 

「Cosmologist. I’m a cosmologist.」

「What’s that?」

「It’s a kind of religion—for intelligent atheists.」

スティーブンとジェーンがパーティ会場で初めて会い、自己紹介し合う場面です。

comologistは宇宙工学者。ジェーンは宇宙工学者がどのような物なのか尋ねます。それに対しスティーブンはIt’s kind of religion.ーfor intelligent atheists. それは知的無心論者の宗教(の様な物)だ。と答えます。atheistは無宗教者のことを示す単語です。

 

「My final paper were such a shamble the examiners called in for a “viva” and I told them- 」

「what’s a viva?」

「最後のペーパーテストの結果がめちゃくちゃで、面接官に口頭でー」

「口頭って?」

パーティが終わる頃、ジェーンはなぜスティーブンが学位を取得したオックスフォードではなくケンブリッジの大学院に進んだのか質問します。shambleはよろよろ歩く、という意味の単語ですが、イギリスではめちゃくちゃな、という意味でよく使用される単語です。その後に出てくるvivaは、ラテン語のviva voceの略で、口頭で、口で直接伝えるという意味があり、しばしば学校での面接試験のことを指す単語として用いられます。

 

・「This lub is where JJ thomson discovered the electron, where Rutherford split the atom. One of the great rewards of this job is that you never know from where the next great leap forward is going to come, or from whom. 」

「このラボはJJ・トンプソンが電子を発見し、ラザフォードが原子を分解した場所だ。この仕事が報われるの瞬間の一つは教え子がこの場所から偉業を成し遂げる事だ。」

ステーブンの担当教授であるシアマに古い研究室に連れてこられたスティーブンにシアマが研究所の説明をするシーン。

直訳するとこの仕事の一つの報いは、何処で偉大な大躍進が起こるか誰かが成し遂げるかわからないところである、となります。一見、彼の独り言にも聞こえますが、スティーブンの研究への適性をいち早く感じ取ったシアマは研究の可能性と楽しみをスティーブンに伝えたかったのかもしれません。

 

「 No. Motor neuron disease. Lou Gehrig’s Disease. He was a baseball player. 」

「 Motor what? Sorry, I’m lagging behind in my pioneering work on rare automotive and baseball diseases. Come on, let’s go to the pub. 」

「違う。運動ニューロン病だ。ルー・ゲーリックの病気。彼は野球選手だ。」

「モーター、なんだって?ごめん、モーター車とか野球には疎くって。そんなことより、パブ行こうぜ。」

スティーブンが病院でALSと診断され、親友のブライアンに診断結果を告げると上記の様な反応が返ってきます。身近なスティーブンが運動ニューロン病などという重い病気になったという現実が信じられず、何をいったら良いかわからなくなってしまった結果、ふざけてしまったのでしょう。lagging behind~で〜に遅れている、〜に疎いという意味になります。

 

いかがでしたでしょうか。

スティーブン・ホーキング博士は生涯を研究に捧げ、2018年に自宅で亡くなりました。英語学習のみではなく生きる勇気をもらえる素晴らしい作品となっておりますので是非一度ご覧になってみてください。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

奈良県在住。英語学習が好きで、将来的に英語に携わる仕事がしたいと思いスキルを磨いております。TOEICは890点保有です。2年間看護師の仕事に携わったのち結婚を機に退職し主婦業に専念。1〜2年に一度は引っ越しをする転勤族の妻です。夫のすすめで嫌々英語の勉強を始めるも、英語を学ぶ楽しさに目覚め、楽しみながら勉強中。最近はスペイン語の勉強も始めました。休日は夫とカフェ巡りをしています。