ニュージーランドの日常における環境保全への取り組みを見てみよう!

ニュージーランドの日常における環境保全への取り組みを見てみよう!

皆さんこんにちは、羊の数が人口よりも多いニュージーランドに暮らすA.Mioです。

近年、地球環境に関する関心の高まりの中で‛エコフレンドリー‘や‛エコツーリズム’などの言葉もすっかり定着してきましたね。こちらニュージーランドでは、表面的な言葉だけではなく人々の日常生活の中で、実際に環境に対する人々の心がけを見つけることができます。

今回の記事では、ニュージーランドの小さな港町にある我が家における光景をご紹介します!

 

お下がりの服”hand-me-down”を活用する

4年後ほど前に我が家に息子が誕生した際に、周りの地元の友人からびっくりするほどの量のお下がりの服(hand-me-downと呼ばれたりします)をもらい、最初の1年はほとんど衣服を購入したことはなかったくらいです。

その事に見られるように、ニュージーランドでは要らななくなった衣服をゴミとしてすぐに捨ててしまうことはあまりありません。

 

リサイクルショップも活用!

人口数万人程度のこんな小さな田舎町でも、町の中に行くとあちこちに衣服住に関するものが売られているリサイクルショップがあります。

慈善団体(環境・動物保護・人権団体など様々です)などがチャリティーのために経営するもので、人の要らなくなった服や家具などを無料で引き取って、店頭で破格で売るものです。その収益はそれぞれの慈善団体の活動に充てられます。これらの店はニュージーランドではOP shop(オップショップ)と呼ばれています。(ちなみにイギリスではCharity shopと呼ぶことが多いです。)

我が家でも、サイズが合わなくなった服は破損がひどくない限りは必ずこれらの店に持っていくことにしています。また、案外掘り出し物も多いので、自分自身も息子や自分の衣服や本を買うこともしばしばあります。

英語では”One man’s trash is another man’s treasure(捨てる神あれば拾う神あり)”という諺がありますが、まさにその通りだな、と思います。

 

リサイクルコンポストも当たり前!

視点を我が家のキッチンに移すと、流しの下に少し大き目な蓋つきのコンテイナーが置かれています。これはコンポスト(compost=堆肥)用生ごみを捨てる専用のごみ箱です。

果物や野菜の皮などの調理クズや食べ残した残飯はゴミとして捨てるのではなく、この専用コンテイナーに貯めて、満杯になると庭の片隅に設置してある大きなcompost bin(蓋つきの巨大な箱で、その中で微生物の働きで分解→発酵→肥料になります)に移します。

出来上がって肥料となったものは、庭のレモンなどの木に撒いて使用します。これにより、家庭から排出されるごみの量が減り、ごみを出す際の袋を減らすことができます。また、より大きな視点で見るとゴミ焼却処理に使う二酸化炭素の排出量の削減にもつながっています。

これは我が家が特別に行っていることではなく、ニュージーランド(特に地方)で人の家を訪れてキッチンで手伝いをしたりすると、必ずと言っていいほど見かけます。友人や家族との食事会などの後では‛この残飯はどこに捨てたらいい?コンポスト?’といった会話がしばしば聞かれます。

我が家では私がこの台所の小さなコンポストコンテイナーを庭の箱に移しに持っていくことも多くありますが、開けた瞬間様々な虫の大群がニョロっと噴き出してくることもあり、何度か文字通り失神したことがあります!

持っている車をエコカーに買い替えたり、食生活を大きく変えたりと、ガラッと何かを突然変化させたりするのはハードルが高いものです。

日ごろの小さな事に目を向けながら、実際の生活の中で環境によりやさしくなれたらいいなと思っています。

 

 

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2 件のコメント

  • One man’s treasure is another man’s treasure.>>One man’s trash is …. のことと思いますが、断捨離をしていて感じるのは正に、One man’s treasure is another man’s treasure.の方です。誰かが宝のもにしてくれるかもしれないという気持ちがないと、使わない宝物がいつまでも手放せません。(笑)

  • Kunimiさん、ご指摘ありがとうこざいます!One man’s trash is~と打ったつもりが何故かtreasureになっておりました(汗)。でも、まさにおっしゃる通りですね~!!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    日本だけでなく海外でも英語指導経験のある講師。大学卒業後一貫して言語指導に取り組んでおり、学習者の立場になり分かりやすく、親しみのある指導を心がけています。ニュージーランドで日本語指導経験もあり、教えるということに関してはまさしくプロ!