夜道を歩く子供が心配で
こんにちは!ニューヨークシティよりMihokoがお届けです。
夜型の私は夜空の下でくつろいだ一杯を楽しんだり、夜の街を歩いたりするのが好きです。
でも、我が子が暗くなってから一人で帰宅するとなると、やはり心配。
地下鉄の駅から我が家まではほんの数ブロックで、同じ電車から家路を急ぐ人たちも多くいますので、たった一人で夜道を歩くということはまずないのですが、「でも、もし…」と考えてしまうのです。
部活動がいつもより長引いたため、1時間ちかく遅い帰宅となった娘。
学校を出るときに “Coming back home now” というメッセージをくれました。
学校から自宅までは地下鉄で10分かからないので、すぐに夕飯の支度をしていた手を止め、駅まで迎えに出かける用意をしました。
こういうときに限って、料理を中断するタイミングが悪かったりするんですよね…。
すでに帰宅している息子に留守番を頼んでスニーカーを履こうとして、“あっ!靴下!”と家に戻ったりと時間のロスが。
バタバタしてようやく玄関を出た瞬間に、メッセージの着信音。
“Got off the train. Walking back now” と、娘から。
ひゃ〜!早い!途中で落ち合う感じになっちゃうかな!と考えながら、メッセージに “I’ll meet you on the way” と返事を打って、慌ただしく送信ボタンを押したのですが…
慣れたはずの玄関前の階段を踏み外し、足首をグキっとしてしまいました〜!
急ぐあまりに足首を捻挫
おお!いったぁ〜い!!!
こんな捻挫初めて!っていうほどの痛みで、思わず涙があふれ、しばらく立てませんでした。
娘を迎えに行かねば!という気持ちを奮い立たせ、どうにか歩道に出てはみたものの、捻挫した方の足は痛くて地面につけることもできず、片足でホップしないと進めない状態。
仕方なく諦めて、”Seems like I’ve sprained my ankle. Can’t walk… I’ll be in front of our house” と娘にメッセージを入れました。
ほどなくして娘の姿が見え、「ママ、大丈夫?」
事情を説明すると、すぐに携帯で捻挫について調べてくれた娘が、「ママ、捻挫はね、ヤバイやつはすぐには痛くならないんだって。ママはすぐに痛くなったんだから、そんなにヤバイのじゃないかもね」
その情報の真偽はわかりませんが、なんと心強い言葉と感じたことか!
娘に励まされ、肩を貸してもらい、どうにか家へ戻りました。
息子にも夫にも、迎えにいった方が助けられて帰ってくるとは!と呆れられてしまいましたが、娘は 「心配して迎えに来てくれて、怪我させちゃってごめんね」
ああ、情けない〜。娘の役に立つどころか、娘へ逆に世話と心配をかけるとは!
歩きスマホはいけませんよ!なんて普段偉そうに子供たちに注意してる私。
それが、小走りスマホを階段でやって、捻挫だなんて。(恥)
この出来事で浮かんだ、あのことわざを翻訳
そこで浮かんだことわざ。
「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」
時には自分より経験の浅い年下のものから物事を教わることもあるというたとえですが、私の場合、娘に足場を確保してもらいながら家に戻ったような状態だったわけで…(汗)
恥ずかしく痛〜い学びとなりました。
さて、ことわざ 「負うた子に教えられて浅瀬を渡る」 をどう英訳しますか?
ちょっと難しいですね。
自然な英語表現で、文意が通じるように考えてみてくださいね。
まず、「経験の浅いものから学ぶこともある」という文意を説明するとしたら、こんな風にできるかもしれません。
We can learn from the inexperienced.
また、「親であっても子供から学ぶこともある」という、より原文の直訳に近い表現にするなら、こんな感じでしょうか。
A parent can learn from their own children.
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日本の大学で英語、ロシア語、ラテン語を学びながらフラワーデザイン学校に通いフラワーデザインを習得。翻訳も通信で勉強するがもの足りずニューヨーク・シティに移住。市内の大学で英語を学び直し、フラワーデザイナーとなる。同時に、翻訳や通訳に従事し、日本語や英語の家庭教師を務める。
翻訳実績:主に音楽関係の記事やCDのライナーノート、ブログ記事、履歴書のプロフィール、ビジネスレターなど通訳実績:取材、現地学校における諸行事、プライベートレッスンの場など
息抜きには土いじり、ルービックキューブ、星や月を眺めながらの一杯。クラシックバレエ用ストレッチとヨガを自己流でアレンジした整体をしたり、一指禅、日記を書くことが日課。好きなスポーツはサッカー、バスケットボール、水泳。ジャンルを問わず日々の生活に音楽は欠かせない。
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