こんにちは、ニューヨークシティからMihokoです。
日本製のものって性能いいですよね。小さいもので文房具用品から、大きいとこだと家電まで。
たかが綿棒、されど綿棒!でのハプニング
お風呂上がりにクルクルっと耳を綺麗にするアレ、そう、綿棒!日本だと黒いのとか粘着式のとかいろいろあるじゃないですか。実はわたし、綿棒で失敗したことがあるんです…….。
その夜もシャワーを浴びて、流れ作業的に耳をクルクルしました。このクルクル、わたしの場合、左右同時にやるんです。両手に綿棒持ってね。両方の耳をクルクルし終わって、綿棒を捨てようとした時、あれ!?
右手に持っている綿棒の綿の部分がない〜!ドキッとしながら右耳をそぉ〜っと探ると、なんか入ってる感じ!
すごい焦ったのですが、自分でいじって綿が奥に入り込んでも困ると思って夫に見てもらうことに。でも、夫は覗き込んでもよくわからないって言うんです。
ぎゃ〜!綿が出てこなくなっちゃったらどうしよう!と大騒ぎです。
日用品こそ、その国の文化ならではの翻訳が必要
この「綿棒」、アメリカでは Q-tips と言います。cotton swabs という言い方もしますが、このQ-tipsという商品名、アメリカではよく使います。
それと翻訳と何が関係あるの?という声が聞こえてきそうですが、普段何気なく使うものの名前って、その文化ならではの言い方があったりします。
英語の原文を読む時も、英語から日本語に翻訳する時も、ものの名前には気をつけます。特に和製英語には要注意です。ちょっと思いつくままにそんな「ものの名前」、あげてみますね。
セロテープ=sticky tape, Scotch tape(商品名)
シール=sticker
ホチキス=stapler
ボールペン=pen, ballpoint
*ballpointはより細かいペンの種類を意味しますが、たいていpenを使います。
接着剤のボンド=glue
油性ペン=permanent marker, Sharpie(商品名)
除菌用ウェットティッシュ=disinfecting wipes
ホットプレート=electric (cooking) skillet/pan
電気ポット=electric water kettle
ちなみに耳の中で取れてしまった綿棒の綿ですが、ネットで検索したり、しばらく大騒ぎしたものの取れず。「医者に行くべき」というネット情報が圧倒的で、翌朝医者へ行くことに。近所の救急専門クリニックに出かけました。
問診で ”What brings you here today?” と聞かれた時にはちょっと恥ずかしかったです。
笑ったりせずに真面目な顔で耳を診てくれた先生、さすがプロ!と思いました。
が、
”I don’t see anything. It might have fallen off, maybe on your pillow while you were sleeping.”
え〜!そんなはずないです。だってまだ違和感あるし!ちゃんと診てください!と食い下がるわたし。でもやっぱりないって言うんですよね。違和感は綿を出そうとして耳をいじった時にできた傷が炎症してるからでは?と、冷静なご意見。なにも詰まってないなら安心しました。先生ありがとうございます。
実はこのクリニックには医者である友人が務めています。カルテのわたしの名前を見たんでしょうね。大騒ぎしているのを聞きつけたのか、廊下で「この患者、どうしたの?どこが悪いの?」と看護師さんに尋ねる友人の声が。
ボソボソという話し声の後に、友人のクスッという笑い声が聞こえました。ああ恥ずかしい、ただの綿棒なの…大騒ぎしてごめんなさい…。
結局、綿棒の抜けた綿はどこにも見つからず。もやもやが残りましたが、後で冷静になってから感じたこと。そもそも、綿棒の綿ってそう簡単にとれちゃうもんなの?で、検索したら、綿棒の綿が耳の中で取れて救急病院に駆け込むケース、アメリカではかなりあることがわかりました。
だから、綿棒での耳掃除はお勧めしないという医療機関からの呼びかけもありました。日本じゃありえないよ!と思っちゃいましたが、どうなんでしょうかね?
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日本の大学で英語、ロシア語、ラテン語を学びながらフラワーデザイン学校に通いフラワーデザインを習得。翻訳も通信で勉強するがもの足りずニューヨーク・シティに移住。市内の大学で英語を学び直し、フラワーデザイナーとなる。同時に、翻訳や通訳に従事し、日本語や英語の家庭教師を務める。
翻訳実績:主に音楽関係の記事やCDのライナーノート、ブログ記事、履歴書のプロフィール、ビジネスレターなど通訳実績:取材、現地学校における諸行事、プライベートレッスンの場など
息抜きには土いじり、ルービックキューブ、星や月を眺めながらの一杯。クラシックバレエ用ストレッチとヨガを自己流でアレンジした整体をしたり、一指禅、日記を書くことが日課。好きなスポーツはサッカー、バスケットボール、水泳。ジャンルを問わず日々の生活に音楽は欠かせない。
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