【翻訳家の海外暮らし】アメリカの卒業式 その1

【翻訳家の海外暮らし】アメリカの卒業式 その1

みなさん、こんにちは。Mihoko @ NYCです。

5月、6月となると、アメリカでは卒業式シーズン。

この卒業式、日本とはかなり雰囲気が違うことがあります。

アメリカの卒業式ってこんな感じ?

幼稚園や保育園の卒業式

Pre-schoolやKindergartenの卒業式は、日本の幼稚園や保育園のものに近いかもしれません。

これから小学生になる児童の成長を祝って、家族や親戚が出席し、児童も歌などを披露します。

小中高の卒業式は?

小学校、中学校、高校になると、学校が私立か公立かでいろいろですが、ニューヨークシティの公立学校はとにかく狭い!

そこで、体育館や講堂がない学校もたくさんあります。
そうすると公の施設をおさえた卒業式になるため、現地集合現地解散になることも。

また、収容人数に制限がある場合は、チケット制で卒業生ひとりにつき、参列できる家族の数が決まっていたりします。
そうすると、人気アーティストのコンサートさながら、チケットが余っている家庭とチケットが欲しい家族との間で裏取引がされたりします…(苦笑)

とはいえ、ルール規制にはゆる〜いことも多いので(笑)、チケットなしでどうにか強引に会場入りするという人もいます!

Cap and gownを知っていますか?

Cap and gown(卒業式につける角帽とガウン)も定番。

角帽の儀式とは?

角帽にはtasselといって、ふさふさの飾り房がついていますが、これを式典中に角帽の右から左へ移動させるのがお決まりの儀式。

そう、角帽の右にtasselがある状態では、まだ卒業していないという意味で、それが左になって初めて、「卒業生」という印になるわけです。

式の最後に角帽を空高く投げるという風習もあります(映画などでお馴染みでしょうか!)

律儀に自分の角帽を拾う卒業生もいれば、放ったままで帰ってしまう子もいます(笑)

このcap and gownは事前にオーダーするのですが、だいたいクラスに一人はオーダーし忘れたとか、届いた物を失くしたとか忘れたとかいう子がいたりして、先生は予備を持ってたりします(苦笑)

教員もcap and gown?

高校、特に大学ともなると、教員もcap and gownを着用します。

Capは博士号を持っていると faculty tamと呼ばれる丸帽(正しくは正8角帽)をかぶり、修士号、博士号など学位によって stoleやsashと呼ばれるものを掛けます。
Cordと呼ばれる長い組紐のようなものも、学位や成績によって首からかけます。

主にgownやstole, sashなどの色は、スクールカラーが反映されます。

 

つづく…

 

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1 個のコメント

  • 「朝カフェ」の案内リンクは常に「2023.07.04 Mihoko 北米【翻訳家の海外暮らし】単なる性格?文化の違い?」につながるので、「また同じだ・・・」と「さよなら」してました。その回のイイネ!が突出してるのに納得! やっと過去ログで納得。
    不思議が当たり前だったりするのが異国情緒ですね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    日本の大学で英語、ロシア語、ラテン語を学びながらフラワーデザイン学校に通いフラワーデザインを習得。翻訳も通信で勉強するがもの足りずニューヨーク・シティに移住。市内の大学で英語を学び直し、フラワーデザイナーとなる。同時に、翻訳や通訳に従事し、日本語や英語の家庭教師を務める。 翻訳実績:主に音楽関係の記事やCDのライナーノート、ブログ記事、履歴書のプロフィール、ビジネスレターなど通訳実績:取材、現地学校における諸行事、プライベートレッスンの場など 息抜きには土いじり、ルービックキューブ、星や月を眺めながらの一杯。クラシックバレエ用ストレッチとヨガを自己流でアレンジした整体をしたり、一指禅、日記を書くことが日課。好きなスポーツはサッカー、バスケットボール、水泳。ジャンルを問わず日々の生活に音楽は欠かせない。