こんにちは!ニューヨークシティよりMihokoがお届けです。
少し前の話になりますが、車が街灯にぶち当たる、しかも明らかにドライバーの操作ミスで…という光景を目の前で目撃したことがあります。
その日は在宅で仕事中。
息抜きに植物の手入れを外でしていたところ、ものすごく不自然なアクセルを吹かす音がしました。
ん?!
顔を上げると、向かいの歩道に立つ街灯に白い業者のバンが、ガシャーン!!!
へっ?!
思わずフリーズしてしまった私ですが、バンは大きなアクセル音とともに急に後退したと思ったら、次の瞬間にはすごい勢いで前に飛びし、路駐してあった乗用車の後部に激突しました!
?!!
ビックリしてしまい、もう声も出ません。
バンの運転席でハンドルを握る男性と目が合いました。
バンには会社名が入っていて、近所の家にリノベーションで入っている業者のものだとすぐにわかりました。
ですが、運転手は舌打ちしながら、そのまま走り去ってしまいます…
呆気にとられていて、そばに人が寄ってきたのも気づかなかった私。
“What the XXXX?! (←使ってはいけないF語!)He ran off! I guess that’s Tom’s car.” (なんてこったい!逃げやがった!あれ、トムの車だよな。)
それは同じ並びに住む近所のおじさん。ぶつけられた車を指差してます。ちょうど仕事に出かけるところだったということで、ちょっとだけおしゃべりした後に出勤してしまいました。
Tom(偽名)とは、うちの斜め向かいに住む新婚さん。
オーケストラでベースを弾いています。
この騒ぎでも外に出てこなかったので、家にはいないのかな?とも思いましたが、念のため、Tomの家を訪ねました。
すぐに人懐っこい笑顔が現れて、”Hi Mihoko!”
“Hi, I just wanted to let you know that someone hit your car…”
(あの、お宅の車がぶつけられちゃったみたいなんですけど…)
子犬のような笑顔がサッとひいて、一瞬言葉を失ったTomでしたが、”What?! My car…?!”
裸足のまま玄関から飛び出して行きました。
当て逃げではありますが、私が一部始終をたまたま目撃してましたし、犯人は近所の家に入っている業者なので、その家の人に聞けば連絡先もわかります。
それを伝えるとTomは少しだけ安心した様子でした。
私も家へ戻り、途中だった庭いじりを早々に切り上げて、仕事に戻りました。
それから2時間くらいして、トゥルルルルっと玄関のブザーが鳴りました。
ドアを開けるとTomが花束を持って立っています。
“I was caught off guard before, and I didn’t properly thank you.”
(さっきは突然のことで驚いちゃって、ちゃんとありがとうを言わなかったから)
いや、お礼なんてマジで必要ないよ!と言いましたが、当て逃げは犯人がわからないから泣き寝入りになってしまうところを、ほんと助かった!ここはマジでもらって!とTom。
そこで、花束はありがたくいただくことに。
きっと私がお花好きだと知っていて、花束をお礼に選んでくれたんだと思います。
それにしても、こういう時のちょっとしたお礼にサッと相手が喜ぶものを思いつくって、なんて素敵な人なんだろう。
後日、Tomの奥さんからもお礼にと人気店のクッキーをいただきました。(これがまた美味しかったです!)
スマートなお礼、私もできるようになりたい!と思ったのでした。
あ、ちなみに車にぶつけられた街灯の方ですが、実はいま新しいものに交換する工事中…
道路を掘って支柱と基礎からやり直しなので、うるさい、うるさい!(苦笑)
日本の大学で英語、ロシア語、ラテン語を学びながらフラワーデザイン学校に通いフラワーデザインを習得。翻訳も通信で勉強するがもの足りずニューヨーク・シティに移住。市内の大学で英語を学び直し、フラワーデザイナーとなる。同時に、翻訳や通訳に従事し、日本語や英語の家庭教師を務める。
翻訳実績:主に音楽関係の記事やCDのライナーノート、ブログ記事、履歴書のプロフィール、ビジネスレターなど通訳実績:取材、現地学校における諸行事、プライベートレッスンの場など
息抜きには土いじり、ルービックキューブ、星や月を眺めながらの一杯。クラシックバレエ用ストレッチとヨガを自己流でアレンジした整体をしたり、一指禅、日記を書くことが日課。好きなスポーツはサッカー、バスケットボール、水泳。ジャンルを問わず日々の生活に音楽は欠かせない。
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