みなさん、こんにちは。
先月、オードリー・ヘップバーンの生涯に関するドキュメンタリー映画「オードリー」をみに行ってきました。
私は昔からオードリーのファンだったので、ワクワク!
映画には彼女と親しかった人たちや、彼女の息子であるショーン・ファーラーが
出演していました。
映画の中では、彼らがオードリーの人となりや、印象的なエピソードについて語るという形式です。
オードリーの息子、ショーンがオードリーの性格について語っていたときに使っていたイディオムがとっても印象的だったので、今回はこのイディオムについてお話しします。
息子から見たオードリー・ヘップバーン
ショーンは彼の母であるオードリーについて、
“She was like a steel fist in a velvet glove”
と言っていました。
“a steel fist in a velvet glove”
直訳すると、「ベルベットの手袋の中の鉄の拳」。
このイディオムは、「控えめで優しそうに見えるけれど、実はとても厳しくて強い人」を表します。
オードリーはとっても優しくて繊細なイメージだったので、ショーンの言葉を聞いてびっくりしました。
”鉄の拳”が垣間見える、オードリーのエピソード
オードリーの意志の強さを感じさせるエピソードがいくつかあります。
彼女の衣装をデザインしたジバンシィとのパートナーシップはよく知られていますが、衣装に強いこだわりがあったオードリーは、衣装についている飾りをことごとく取り除いてしまい、ジバンシィをひどく悩ませることもあったようです。
また、「ティファニーで朝食を」(Breakfast at Tiffany‘s)のワンシーンを映画会社にカットされそうになった際には、会議の席で
“Over my dead body!”
(そんなこと絶対にさせない!)
と言って断固としてカットさせなかったそうです。後にそのシーンは映画を代表するワンシーンとなりました。
まさに“a steel fist in a velvet glove”ですね!
英語日記で使ってみるなら
ショーン・ファーラーは”a steel fist in a velvet glove”と言っていましたが、“Steel”の代わりに“iron”を使って、“an iron fist in a velvet glove”とも言われます。(ironを使う方が一般的だと思います。)
このイディオムは以下のように使うことができます。
- “Claudia looks sweet and unassuming, but she is actually like an iron fist in a velvet glove.”
(クラウディアは優しくて控えめに見えるけど、本当は厳しくて強いんだ。)- “Don’t be fooled. Professor Jen is an iron fist in a velvet glove!”
(騙されないで。ジェン教授は優しそうに見えるけれど、すごく厳しいよ!)
あなたの周りには”an iron fist in a velvet glove”がいますか?
面白いイディオムなので、チャンスがあったらぜひ使ってみてくださいね。
外国語大学英米語学科卒業。世界中の人にオンラインで日本語を教えている。
外国の人と意見を交換したり、文化について話し合うことが好き。
海外ひとり旅が大好きで、旅をしながら暮らすのが夢。
40才からもう一度本格的に英会話の練習に取り組んだ経験を持つ。
その過程で経験したことや、習得したことをもとに英語習得について語ります。
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