フィリピンも主食はお米!
フィリピンに住み始めると、主食は何を食べるのだろう?と不安になったりしますか?
だいじょうぶ! 日本人と同じく、主食はお米です!
ただ、すでに皆さんの想像通り、日本のお米とは違うお米となります。
前のブログでも書かせていただいているのですが、私は最初は日本の食材を扱っている専門のお店で、日本のお米を買いました。
日本から輸入してきているのでしょう、割高です。
「ささにしき」2kg一袋で600ペソほど。
2019年7月当時1ペソは2.2円ほど。
他にももちろん「コシヒカリ」などもありますし、大袋も販売していました。
お米を売っているところは?
そのお米が切れてからは、Legaspi Sunday Marketで有機食材を販売しているお店で、Indica RiceのRed rice(赤米)、Black rice(黒米)やPink rice(ピンク米)などを購入していました。
大抵は日本人が現地を活性化させようとして営んでいるお店だったりします。
スーパーマーケットに行くと、ビックリするくらいたくさんのお米が並んでいる風景に出会うでしょう。
量り売りのコーナーもあります。
私の前任者は、現地になじもうとしてスーパーマーケットで現地のお米を購入してみたそうです。虫が湧いていたらしく全部捨ててしまったとか・・・。
けれども、東南アジアで購入したお米にMaize weevil(コクゾウムシ)が湧いていても、残念ながらそれはふつうです。購入してすぐ、虫を取り除く作業をするものです。
ごはんを炊くにも工夫がいります
さて、お米を炊きましょう。
私は交渉で部屋のブローカーの方に炊飯器を備え付けていただきましたが、これがローカルの炊飯器でした。
日本の全自動の炊飯器に慣れていた私は衝撃を受けたものです。
中の釜はステンレスで簡単に傷がついたりしてしまいますし、何かの拍子でボコボコになってしまいました。釜にお米を入れて、グイっとボタンを押すと、バネが沈み込んで炊き頃になったら立ち上がる仕組み。
お米も毎回かなりこびりついて洗うのも大変でした。
最大の懸念点、「フィリピンのお米は臭い!」について。
なぜお米が臭くなるかは、2つの理由があると推測しています。
1 1年中栽培が可能なため、水田で2期作、3期作がザラ。水質も悪い上に、お米の質が下がっている
2 水道水で炊くと、その水道水の水質が悪いと臭くなる
後々、同僚のフィリピン人からも聞いていたことがあります。
“When it comes to water, we even don’t drink tap water.”
When we cook, we use filtered water but it is ok to cook rice with tap water because it is boiled.“
私はさすがに水道水でお米を炊くことはしませんでした。
お米の種類
お米には世界に主に2種類があります。
- Japanica rice
私たち日本人が食べている、寒さに強い品種。短粒種米。世界の20%。
sticky juicy sweetと言われるのではないでしょうか。 - Indica rice
インド・東南アジア・中国南部で生産されているものが大多数。長粒種米や中粒種米。世界で80%。
dry flaky hardなどと表現されるといいかなと感じます。
お米の種類に合わせて、その国独特に調理法が存在しているので、お米単体で食べる日本の食べ方は合いません。
東南アジア全体でパラパラしたお米に合う料理法が発達してきています。
フィリピンでも、どちらかと言えばお米単独で食べるのではなく、おかずを混ぜて食べる方法が主流です。
それはパラパラした触感におかずが絡むことで味がなじむからだと思います。
また、混ぜることでお米の臭さが分からなくなるということもあるかもしれません。
各地のお米文化を知ろう
私たち日本人はすごくお米を食べている国と思い込んでいますが、東南アジア一帯のほうが完全にずっとお米を食べています。フィリピンも然り。
マクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどのファストフード店でさえも、お米のメニューは必ずあります。
日本なんかよりもずっとお米を食べています。
そういうことが分かってくると、お米の種類なども環境や国を背景とした食文化だと楽しめるようになります。
They really love rice!と感動を覚えること間違いなしですので、いろんな目線でその国のお米を楽しめるといいと思います。
※お米の価格や品質の情報はすべて2019年当時のものです。
英語が好き。語学が好きというよりは、その背景にある特性や文化などに興味も持つ。ひとが好きで、世界中の人と対話できるおもしろさが嬉しい。
長年地元で英語科教員をしていたが、東京で民間企業に転職、英語を使ってビジネスをし続け、外資系も経験。フィリピンの日本支社でフィリピン人の管理部門も経験。ひたすら実践で英語を身に付けていった経験から、英語習得について語ります。
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