【翻訳家の暮らし】Attachmentとは?~前編

【翻訳家の暮らし】Attachmentとは?~前編

こんにちは!英日翻訳家デビュー講座にて講師を務めておりますMasakoです。

Attachmentとは?

さて突然ですが、あなたはAttachmentという単語を見たり聞いたりした際に、何を思い浮かべますか?

仕事でメールのやり取りを頻繁に行うあなたならきっと、メールに添付された文書や資料、すなわち添付文書・添付資料を思い浮かべるでしょう。

ほかにも、機器に取り付けられた付属品、接続パーツ、付着品、連結物などが考えられますよね。つまり、何かに引っ付いている物、貼り付いている物といったイメージですね。また、法律用語では差し押さえ、差し押さえ令状を指すようです。

Attachmentにはこんな意味も。

これらに加えて、Attachmentには愛着、執着、愛情などの意味があることはご存知でしょうか?

最近になり盛り返してきている子育てに関する心理学では、子供が身近にいる人に愛着を形成すること、またはその過程を意味します。

Attachment theory(愛着理論)に関する記述は以下の通りです。

Attachment theory(愛着理論)は、心理学、進化学、生態学における概念であり、人と人との親密さを表現しようとする愛着行動についての理論である。。。愛着理論は、心理学者であり精神分析学者でもあるジョン・ボウルビィによって確立された(Wikipedia愛着理論より)。

 

「アタッチメント」という表現

赤ちゃんが生まれてすぐにかつ常時接触する人たち(母、父、兄弟姉妹、祖父母、養母、養父など)との間で形成していく情緒的な結びつきを意味します。

現在では「愛情」と分けて考えるようカタカナで「アタッチメント」と表記されることが多くなりました。

親や面倒をみてくれる大人との接触が唯一生き延びる手段である子供にとり、こういった人たちに対するアタッチメントを形成することで、何か不安や危険を感じた時にすぐに駆け寄ることができる砦を確保することが可能となります。

そしてその砦が強固で、いつでも戻って来ることができると感じれば、成長したときに外の世界に向けて踏み出して行けるのでしょう。

アタッチメントの形もいろいろ

このアタッチメント、ヒトの赤ちゃんだけでなく、ペットとの交流やコミュニケーションにも当てはまることは、ペットをお持ちの方であれば、すぐに察しがつきますよね。

かく言うわたしも、パートナーの好みで秋田犬、ロットワイラー、はてはピットブルと有無を言わさず飼うことになった経験があります。

わたし自身好んで飼い始めたわけではないのに、毎日一緒に暮らすうちに絆が生まれること、またアイコンタクトや表情によりペットがこちらの感情や状況を瞬時に理解することなどはよく分かっていたつもりでした。

ところが、野生動物についてはあまり考えたことがありませんでした。

ある出会いから

昨年のことです。

用事があって訪問した場所で川沿いをブラブラと歩いていて、ふと川岸を覗き込むと、そこに小さな小さなカルガモのヒナが11羽、母親を交えて総勢12羽のカルガモが岩の上で休んでいました。

たまたま買ったばかりの一眼レフカメラを携えていたわたしは、この出会いに胸ときめいて早速橋を渡り、リュックからカメラを出すのももどかしく、対岸からこの親子の様子を撮り始めたのです。

 

さて、このカルガモ親子とのお話の続きは次回にしますね。

どうぞお楽しみに。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

商社勤務。英国へ語学留学しCambridge English Certificateを取得。帰国後外資系企業に勤務。その後結婚して夫の転勤先である米国カリフォルニア州、テキサス州、さらにアフリカのナミビアを転々とする。 それぞれの地域のカレッジにて英語、スペイン語、数学、歴史など一般教養を終了し、ナミビアでは、南アフリカ大学の通信教育にてPsychologyを専攻。 1998年に帰国し、2000年にフリーランス「医学翻訳家」として稼働開始。医学分野において創薬(製剤試験、動物試験)、治験関連文書、承認申請資料、照会事項、文献、製薬品質管理、副作用報告書等々、様々な文書の英日、日英翻訳を手掛けて今日に至る。 <趣味や日課> 昔から単純なパズルゲームが好きで、現在は3マッチパズルにはまってます。他には読書。Amazon Primeでドラマや映画を鑑賞(CMがなく、好きな時間に連続して見ることができるので、国内、海外、ジャンルを問わず興味がわいたものを観ますが、近ごろはやりの『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』など常時アドレナリンだらだら系は苦手)、音楽鑑賞。 スポーツ観戦は、相撲に加え、テニスはウィンブルドンのみ、サッカーは四年に一度のワールドカップのみ観戦。フィギュアスケートも観ます。スポーツジムでエアロやヨガのレッスンを受け、マシンに乗ったりしていたのですが、どちらかというとその後の入浴が楽しみ。現在はウォーキングに切り替えています。料理は時短で済ませますが、どういうわけか編み物が好きです。