こんにちは、英日翻訳家デビュー講座を担当しておりますMasakoです。
日本ではスーパーやコンビニのレジ袋が有料になってすでに久しいですね。
以前はあまり見かけませんでしたが、男性でもエコバックを肩に颯爽と買い物にでかける姿は、今ではカッコイイとすら感じます。時代の流れって不思議です。
現在では、どこのスーパーでもまず「レジ袋いりますか?」と聞かれるようになりました。昔のビニール袋とは違って、環境に優しいバイオマス素材を使ったレジ袋に入れてくれる薬局もありますが、薬品のPTPシートをまとめて入れてくれるのは紙袋です。
レジ袋?支払方法?
先日突然のように思い出したのですが、もう20年以上も前に米国のカリフォルニア州やテキサス州に住んでいた頃、食材や食品を買いにスーパーに出かけ、レジカウンターに赴くと、必ず “Hi!” と挨拶され、次いで “Paper or plastic?” と聞かれたものでした。買った食材をいれるのは「紙袋にしますか? それともビニールのレジ袋にしますか?」ということです。ちなみにレジ袋はplastic bagです。
当時は支払い時にチェックを使うのが主流でしたので、ほんとは「現金かチェック(paper)、それともクレジットカード (plastic)?」と支払方法を尋ねてるんだよと冗談を飛ばす人もいました。日本でも今ではキャッシュやキャッシュレスと選択肢が増えたため、「お支払いはどうされますか?」と尋ねられますよね。
急に気になりだして、現在はどうなっているのか米国に住む我が息子にきいてみました。州によっても違いがあるようですが、ケンタッキー州ではいまだにレジ袋とベージュの紙袋が主流だとか。え~~!! 米国ともあろう国が、時代に逆行してない? そして支払方法に関してはクレジットカードで支払うのが主流だとのこと。このあたりは確かにキャッシュレス。
銀行に口座を持ち、クレジットカードを持っており、借金があればあるほど購買力があると考えられる当時の米国では、クレジットカードの信頼度がとても高かったのを思い出しました。
PayPay, ID, d払い、LINE pay, Suicaなどなどプリペイド方式、クレジットカードとの連携方式を含め、電子マネーが多種存在する日本ですが、米国は意外にもスマホ決済がさほど進んでおらず、クレジットカードか現金が主流なのだとか。キャッシュレス決済があまり浸透しない理由としては、きっと日本と同じで、大きなスーパーと小さな町の雑貨屋さんの違い、また消費者の年齢やスマホ保有率などの要因があるのでしょう。
プラスティックゴミは?
さてゴミのはなしになりますが、わたしが米国に住んでいた当時、燃えるごみとプラスティックごみを分別(ぶんべつ)していた日本は、すでにプラスティック製品や缶のリサイクルもしていたし、それこそ分別(ふんべつ)あるゴミ処理優等生だと自負していました。なにしろカリフォルニアにしろテキサスにしろ、分別していたのはアルミ缶のみで、あとはすべてわたしの背丈ほどもある大きなゴミ収集用のキャリア付きの容器か、容器よりさらに大きなコンテナdumpsterにまとめて捨てていたのですから。
テキサス州ミッドランドでは、家々の裏庭を出ると名前のない路地があり(alleyと呼ばれるもので、すべての道路に名前がある米国ではめずらしく無名の路地。それにしてもゴミ収集車が余裕をもって通れるのですから、日本の路地とはかなり違います)数軒ごとにいかにも重そうなdumpsterが設置されていて、住人はあらゆるゴミをそこへ投げ込むのです。ごみ収集車はその路地を進み、倉庫でみかけるパレットと呼ばれる荷が積まれたすのこをすくい上げるようにdumpsterごと持ちあげると、収集トラックの上でひっくり返して生ゴミ、プラスティックゴミ、刈った芝草などが混在するゴミの山を収集車に投入します。豪快でしょう!?
子供たちは、目を丸くしていつまでもその様子を眺めていたものです。
現在日本はPlastic Management Index(プラスティック管理指標)がドイツに次いで2位になったということですが(エコノミスト・インパクトと日本財団が共同で実施)、今現在周囲を見回しても、あるわあるわプラスティック製品が溢れかえっていて、もはやプラスティックがない生活など考えられないでしょう。レジ袋を使わなくなったくらいではとても間に合いませんよね。
毎週収集されるプラマーク付きのゴミの多さは、驚くばかりです。シャンプーや洗剤など詰め替え用を買う、汚れたプラ袋は生ごみを入れて燃やすごみにするなど、工夫するくらいが精いっぱい。PlasticからPaper、もしくはより環境負荷の低い素材への変換が迫られていますね。
あなたはエコバックを活用していますか? ほかにもなにかeco-friendly な工夫を始めていますか?
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商社勤務。英国へ語学留学しCambridge English Certificateを取得。帰国後外資系企業に勤務。その後結婚して夫の転勤先である米国カリフォルニア州、テキサス州、さらにアフリカのナミビアを転々とする。
それぞれの地域のカレッジにて英語、スペイン語、数学、歴史など一般教養を終了し、ナミビアでは、南アフリカ大学の通信教育にてPsychologyを専攻。
1998年に帰国し、2000年にフリーランス「医学翻訳家」として稼働開始。医学分野において創薬(製剤試験、動物試験)、治験関連文書、承認申請資料、照会事項、文献、製薬品質管理、副作用報告書等々、様々な文書の英日、日英翻訳を手掛けて今日に至る。
<趣味や日課>
昔から単純なパズルゲームが好きで、現在は3マッチパズルにはまってます。他には読書。Amazon Primeでドラマや映画を鑑賞(CMがなく、好きな時間に連続して見ることができるので、国内、海外、ジャンルを問わず興味がわいたものを観ますが、近ごろはやりの『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』など常時アドレナリンだらだら系は苦手)、音楽鑑賞。
スポーツ観戦は、相撲に加え、テニスはウィンブルドンのみ、サッカーは四年に一度のワールドカップのみ観戦。フィギュアスケートも観ます。スポーツジムでエアロやヨガのレッスンを受け、マシンに乗ったりしていたのですが、どちらかというとその後の入浴が楽しみ。現在はウォーキングに切り替えています。料理は時短で済ませますが、どういうわけか編み物が好きです。
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