みなさま、こんにちは、Kenです。
2021年もどうぞよろしくお願いします。
「日本とドイツでの違い」
毎月、このブログを書いているときは、気持ちはドイツに行っています。とくに今は物理的には本当に無理ですしね。
2004年1月の日記を読み返してみると、大きなイベント、というよりもわりと身の回りで気がついた「日本(=これまで知っていたこと)とドイツでの違い」について多く書いてありました。
当時のことを思い出しながら書いてみますね。
【ドイツの寒さは本格的!】
やはり寒さのことがよく日記には登場してます。
1月のドイツは、冬至を過ぎて陽は段々と長くなるものの、寒さもより厳しくなって、曇りの日が多く、どんよりな気分になる日が多かったのを覚えています。12月までは、やはりどこか街中にクリスマスの雰囲気があり、通りの家々も外に見える形でクリスマスの飾り付けをしていることもあって寒くても明るい気分になれたのですが、年を越してしまうとほんとうに寒さに耐えるしかなかったです。バス停でバスを待つのが苦痛なくらいでした。ほんとに屋外でじっとしてられないのです。
僕が住んでいた、Titiseeという湖畔の村は標高845mにある避暑地でした。避暑地ということは当然寒いです。常にフライブルクとは気温が違っていました。その場所で僕が経験した最低気温はマイナス18度!(住んでいた建物の、玄関を出てすぐのところに温度計があって毎日楽しみにしていた)日本でも寒い地方の方には珍しくないかもしれませんが、僕は九州出身なので、そんなマイナスの気温を体験するのは、辛いけど、少し楽しみでもありました。
気温がマイナス18度ってどんな寒さかというと:
・手袋、帽子なしでは危険を感じる。
・ジーンズのみではとても寒い(タイツみたいなのを履いていた)
・まつげが凍る
まつげって口に近いから、自分の息がまつ毛にあたったところから凍っていくんです。ぎゅっと目をつぶると目の辺りがしゃきーんと一気に冷えました。
【ドイツの大学に行ってみた!】
僕は語学学校生として留学していましたが、友人には大学生もいたので、「モグり」として大学の授業にも出てみたりしていました。大学の講義が理解できるほどにはドイツ語はできていなかったので、雰囲気を味わうことができた、というのがせいぜいの成果ですが・・・
当時の日記によると
**** 以下引用 ****
文学の授業で、今日はとくにアリストテレスの話題が中心でした。
授業はもちろんドイツ語で行われるんだけど、
95%わかりませんでした。
2時間の授業だったんだけど、
わからない話を2時間きくのは、やはりつらいっすね。
******************
ひどいですね。自分の感覚でも5%の理解ということはほぼゼロですよね。
この後、日記は日本の大学での講義との違いについても書いています。
**** 以下引用 ****
日本の大学と違うところ:
・黒板をあまり使わない
・OHPをよく使う(先生によるらしい)
・演壇が教室前方右隅にある。
・飲み物持込可。
・何百人か入るような大きい教室であるにもかかわらず、
「先生、そこもう一度お願いします(言ってください)」とか平気で言える雰囲気。
授業の最後、先生に拍手するような意味合いで、みんな、
机をノックするようにたたくんですが、もうすぐ終わるぞ、
って雰囲気のとき、もうすでに教室の隅っこから
「ドドドドドドドドン」
て聞こえてました。
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先生がどんな授業を行うか、というのはもちろん先生によると思うのですが、階段教室での大講義なのに学生がどんどん先生に話しかけることと、終了時の、「机ドンドン」がとても印象に残っています。
日本の(大学ではやりませんが)「起立、礼、『ありがとうございました』、着席」的な、終わりの儀式なんでしょう。お礼を伝える方法としては拍手ほどに大げさでなくて、でもちゃんと先生に届いて、っていい方法だなと思いました。
・・・とこんな内容の日記が1月には多く、身の回りのことが多く書いてありました。冒頭にも書きましたように、これを書いている間はここはドイツに行っているのですが、思い出すだけでも、ほんとに寒いです、マイナス18度・・・・
(↓写真は、僕が住んでいたところの最寄りのバス停)
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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