みなさん、こんにちは。Kenです。
今月も2003〜2004年の留学生活中のことを思い出してみます。今回も19年前の日記を見返してみます。
2004年10月には、ベルギーに旅行に行ったのでした。その10月末には留学を終えて日本に帰ることが決まっていたので、最後にできるだけヨーロッパを見ておきたかったのです。
ところで、「外国に住んでいた」というとよく受ける質問が「危ない目には合ったことがありますか?」なのですが、実はあまりありません。
「このあたりは怪しいからさっさと立ち去ろう」と感じる場所を通りがかるようなことはありましたが、身の危険は感じたことは幸運にもこれまでありませんでした。
覚えているかぎり、スレスレのところで被害にあいかけたのがこのベルギー旅行のブリュッセルでの出来事でした。以下日記をピペしてみます。
【2004年10月01日の日記より】
『04/10/01 (土) よくある手口、美術館』
今日の目的は「王立美術館」。マグリットを見るのです。
その前に美術館の近くの公園で写真とってたら
同じく一人で旅行中らしいイタリア人の女の子が
「写真とって」って話しかけてきた。
写真とって、これからどこに行くとか話してたら、
「ににんぐみ」の男がやってきて
「警察ですけどパスポート見せてもらえますか」
って警察手帳(らしきもの)をみせてきた。
私服だしなんかへんだなとは思ったんだけど、
この時点では判断しかねたのでとりあえず見せると、
「どのくらいいるの?」
「オランダと違ってマリファナはベルギーは違法なんだけど知ってる?」
とか聞いてきます。それにしても話し方がなんとなく粗野。けっこうあやしい。
「どこに泊まってるの?」
って聞かれたので
「それは言う必要はない」
と答えると「あ、そう」って感じで次の話題に移りました。
答えなくてもよかったんだぁ。絶対あやしい。
「最近偽札が出回ってるので検査をするからお札を見せて」
とまで言ってきた。
僕は無視して立ち去ろう(逃げよう)としたんだけど
そのイタリア人の女の子が財布を出そうとするじゃありませんか。
僕は
「だめだめ。お金出しちゃだめ」
って言ったんだけど、女の子はびびっちゃってて素直にお札を
わたしちゃいました。
男は「じゃあ検査するね」って言ってペンライトのようなもので
お札を照らします。けっこうどきどきしました。
このままこの男たちが走って逃げたら追いかけなきゃ、とか。
幸いその女の子が出したのはユーロ紙幣じゃありませんでした。
(多分、米ドル)(それなのに「検査した!」)
「じゃあOKだから」って返してくれて、やっと開放されました。
あとから女の子は
「なんだったんだろうね??こわかったー」
とまだ状況が分ってなかったのでちゃんと説明しました。
その子はそれからすぐに電車に乗ることになっていたので
その場で別れたんだけど、あれから大丈夫か、ちょっと心配です。
それにしてもガイドブックに載ってるような手口にあったのは初めてでした。
【19年経って】
こういうの、みなさんもお気をつけくださいね。
ただ、キャッシュレス化が進んでしまっている昨今、この手口ももう廃れてしまってるかもしれませんね。
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国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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