みなさん、こんにちは。Kenです。
今月も2003-2004年の留学生活中のことを思い出してみます。もう20年近くも前のことなので、少しでも覚えているうちに記録しておこう、という気持ちで書いています。
世界中、ほぼどこでもそうですが、ドイツ語にも方言があり、語学学校で習う言葉と実際に身の回りで使われている言葉とが異なる、ということもありました。
ドイツの標準語は東中部の方言を基にしているので、特に僕がいた南西部では学校で習うのと違うなあと感じるリアル方言を聞く機会も多かったです。
南西ドイツのリアル方言①
近所のお年寄りの会話をよく聞いていると最後に
Ade(アデー)
と言って別れています。これは「さようなら」の意味ですね。ドイツ語で「さようなら」というと一般的なのは
Tschüs(チュース), Widersehen(ヴィーダーゼーエン)
です。(ところで最もフォーマルには、「さようなら」は Auf Widersehen(アウフ ヴィーダーゼーエン)ですが、このフレーズはよっぽどものすごく丁寧にしなきゃいけない場合ではない限りほとんど聞いたことがありません。 )
この
Ade(アデー)
ですが、フランス語の
Adieu (アデュー)「さようなら(ただし永遠の別れのときに使う)」
と同じ語源をもつ言葉です。
僕がいた南西部はフランスも近いので影響を受けているのですね。
南西ドイツのリアル方言②
他にも「ろうそく」ということばも、
標準ドイツ語: Kerzen (ケアツェン)
ですが、
南西部:Bougie(ブジー)
のようにフランス語をそのまま使っている場合もあります。
こんな感じで明らかに異なる言葉だったら気が付きやすいのだけど、微妙な発音などは自然にうつっちゃいましたね。
南西ドイツのリアル方言③
標準ドイツ語では「昨日」は
Gestern(ゲスタン)
なのですが、南西部では
Gestern(ゲシュタン)
になります。というに方言で喋ろうと思っていなくてもなんとなくうつっちゃうみたいでつい、
“Gestern habe ich…” (ゲシュタン・ハーベ・イッヒ… )
なんて言っちゃうと、南西ドイツ出身の友達からもKenが方言を話すをなんか変な感じ・・・と笑われました。
自分では意識してなくても自然と真似しちゃってたんでしょうね。
国際協力団体、翻訳・通訳会社での勤務を経て、現在はフリーランスで英語講師、翻訳、通訳に従事。予備校での講師経験や、大学や企業でのTOEIC講師担当経験も持つ。またドイツでの留学経験も活かし、ドイツ語も仕事にしています。
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