【翻訳家になるには】英日翻訳では文末が大事!

【翻訳家になろう】英日翻訳では文末が大事!

みなさんこんにちは!

英日翻訳家養成コース担当インストラクターのK. Yukaです。1月も半ばを過ぎましたが、皆様はいかがお過ごしですか?こちら静岡では雨が降らない日が続いているためか、なかなか雪化粧をしない富士山に一喜一憂しています・・・。

さて、最近英日翻訳家養成コースで翻訳課題を添削中にふと気づいたポイントについて、共有させていただこうかと思います。英日翻訳で翻訳をしていると気を取られがちなのは、それぞれの文、一文レベルでの正確さではないでしょうか。翻訳では誤訳や訳し抜けは何よりもご法度とされているため、文ごとの正しさに意識が向くのにも無理はありません。

 

翻訳するときの文末の処理を見過ごしがち

しかし、文一つ一つの正確さに熱意を注ぐあまり、うっかり見落とされることの多いポイントがあります。それは、文末の処理です。「文末を意識して訳してみよう」

日本語には常体と敬体という2種類の文体があり、文末はそれぞれ「だ・である」か「です・ます」となります。このうちいずれを選ぶにしても細心の注意を払いたいのは、同じ文末が重ならないようにする、ということです。

例えば敬体なら、「~です」という終わりが複数の文にまたがって何連続もしてしまうと、文として読みにくいものになりますよね。

音声で読み上げてみるとその読みにくさがさらに分かると思います。常体でも、小説や日記で「~した」の文が続く場合、段々堅苦しくなり、流れも悪くなっていくものです。

 

英日翻訳に日本語ライティングの視点をいれる

ここで取り入れたいのは、日本語ライティングの視点です。ライティングの現場では文末の重なりは忌避されています。そのため、英日翻訳で日本語訳文を作る際も同じように、

文末が重複しないよう、適宜変えるようにしましょう。どちらかというと敬体のほうが文末の種類が少ないので、常体で書くとき以上に文末を見る必要があります。

具体的には、「~です」の文が来たら次は「~ます」にする、「~でしょうか」という問いかけの文を入れる、名詞を強調したほうが文に合っている場合には倒置や体言止めを使う、というテクニックがあります。

こうしたテクニックを多彩に使いこなし、より自然な日本語文を目指していきましょう!

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

学習塾の英語指導や教材作成の経験を持つ講師。現在では英日翻訳も手掛け、日々「ネイティブらしい表現」を目にしています。その経験を生かし、文法面を細かく指導してくれるだけでなくだけでなく、どうしたらネイティブから見ても自然な表現になるのかを丁寧に解説をしてくれます。 座右の銘は「Push myself ever onwards to try new things, and to not be afraid to step outside my comfort zone.」