こんにちわ。Fumiです。
今回は引越しに関してお話します。2006年にカナダに来てから13年が経ちました。当時はスーツケース2個を飛行機で自分と共に、そして大きいダンボール2箱を空輸で日本から運びました。渡加から数ヵ月後。学校を変えると共に宿泊先の変更が必要となり、カナダで初めての引越しをしました。
「ほんの数ヶ月」しか経っていなかったのに、スーツケース2個とダンボール2箱をはるかに超える荷物を運ぶことになった私。引越しの手伝いをお願いした留学エージェントの方があまりの荷物の多さに愕然としたことがとても懐かしい思い出です。
カナダでの引っ越しはセルフサービス
日本で引越しといえば、引越し業者に依頼し、希望すれば荷造りから荷解きまで全てしてくれるサービスがありますよね。私の記憶にある日本での引越しは、まだ自分が本当に小さい頃だったのではっきりとは覚えていませんが、両親がダンボール箱や家具を運んでいる姿は全く記憶にありません。
カナダに来て驚いたのは、出来る限り「全て自分でやる」か「友人に協力してもらい引越しをする」ことがほとんどだということです。私も家具付きの家を借りていたときは、自分の身の回りのものだけだったので、友人に車を出してもらい(とは言ってもワゴンで2周しましたが)、引越しを済ませました。タダでお願いするには申し訳ない量の荷物だったので、夕食をおごるから手伝って!とうまくお願いしました。
家具付きの家、持っていた家具はどうする?
それから年月が経ち、一人暮らしをはじめました。家具を購入する際はお金を払えば家までdeliveryをしてくれます。小さめの家電や家具はやはり友人に運んでもらいました。数年後、家具付きの家に戻ることになった際、はて自分の持っている不要な家具はどうしたものか?と考えました。
答えは簡単です。「売る」んです。
中古家具を取り扱う業者に売ることもありますが、カナダでは個人でインターネットを通じて家具の売り買いをする場合がほとんどです。家具売買専用のウェブサイトも存在します。売りたい家具の写真を取り、値段をつけ、家具に関する詳細を記載します。
人気のスタイルやブランドの家具は、驚くことに数時間で10件以上の問い合わせがやってきます。自分で価格、引き取り日時などをnegotiateし、取引を行います。私もbook shelf, dining table, sofa, convection ovenなどを売りました。
どうしても売れなかったものはdonationやfreeで誰かほしい人にあげてしまうこともあります。引越しにおいて一番大切なことは「身軽」になること。カナディアンの友人曰く、家具だけでなく、不要になった身の回りのものも売りに出すかdonationに回すそうです。
引越しは、自分の持ち物を見直すいい機会なのです。
家具と一緒に引っ越す場合は?
では、もし家具と一緒に引っ越すことになったらどうするのか?
やはりほとんどの場合「自分でやる」か「友達の力を借り」ます。実は去年、初めて家具を含めた引越しを自分と友人でやりました。正直、もう2度とやるものか、と心に誓いました。
ソファー、ベッドフレーム、マットレスなど、重いものも友人と協力して運びましたが、家具は想像以上に重いのです。この引越し体験談を会社の同僚に話したところ「若いうちは友達を呼んで引越しを手伝ってもらって、夕飯をおごって終わりにしていたけど、歳を取ってからは引越し業者を雇うことにしたのよ」と言われてしまいました。そうです。
引越しするのに人を雇うことはカナダでもできます。でも、当たり前ですが自分でトラックを借りて、自らpacking/unpackingし、運ぶと、筋肉痛にはなりますが断然安いのです。
お金を取るか、ラクを取るか。
日本では考えられなかった選択ができるのが、カナダ流の引越しなのだと考えています。
5年間の日本でのメーカー勤務を経て2006年にカナダ・バンクーバーへ留学。現在は移民として在住し、現地企業に勤務。バンクーバーは自然が多く、健康志向な人が多いことに影響され、時間のあるときはハイキング、ランニングやヨガをして過ごしています。
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