こんにちわ、Fumiです。
前回は私の住むカナダ、バンクーバーの魅力をお伝えしましたが、今回は少し住みづらいな、と思った点をご紹介します。
こちらに住んでいてよく友人や職場の仲間に「日本って物価高いし、きっと住むのにもお金がかかるよね?」と聞かれます。10年以上住んでいますが、私自身、さほど日本は何でも高い、というイメージはありません。なぜかというと、バンクーバーに住む限り、日本にいるのとさほど違いを感じないからです。
バンクーバーの住みづらい点①ー住宅事情
まずは住まい。
最近のニュースでダウンタウンの1 bedroom/1 bathroomの平均rentがCAD $2,200であると耳にしました。つまり日本でいう1LK(おそらくダイニングルームはあってもかなり狭い)が日本円で約20万。日本の大都市で部屋を借りるのとさほど変わりない金額です。少し広めの1 bedroom/1bathroomを借りて2~3人でシェアをしている人もいます。それでもひとりあたりCAD $700/monthかかる。
その場合はひとりがリビングルーム、ふたりがベッドルームを仕切りを作ってシェアするなど工夫して住んでいるようですが、おそらくプライベートの確保はなかなか難しいですよね。家やコンドミニアム(日本でいうマンション)、アパートを購入するのもかなりの高額。数年前に比べてバブルははじけて少し購入しやすくはなっていますが、一戸建てを購入しようとすると軽く日本円で1億円以上はかかります。
それに加えて毎年のProperty tax(家屋税)やmaintenance fee(家の修繕や庭の手入れなど)等もかかるので一戸建てを所有するにはかなりのお金が必要です。コンドやアパートも新築はかなりの高額でアジア人の投資家しか買えない、とみんな口をそろえて言います。中古コンド、アパートも場所や築年数、広さによってはこれは本当に中古?という価格で売り出されています。マイホームはみな欲しいですが、中心地に近ければ近いほど価格が高く、郊外に住まざるを得ないという状況でもあります。
バンクーバーの住みづらい点②ー物価
バンクーバーは外食も安くはありません。
日本だと似たような居酒屋やレストランが多いと価格競争が起こりますが、ここではそのようなことはあまり多くありません。そのためランチでも外食すると$10は軽くかかります。ファストフード店でコンボを注文しても、やはり$10くらいは簡単にします。
ちょっと高いですよね?
その上、こちらはチップ社会。レストランで食事をした際は平均で15%のチップをお会計に上乗せして払います。そのため私の同僚のほとんどは家からランチを持参します。Groceriesも日本と同等か、それ以上する場合もあります。私の知っている限り、ミルクと紙類、鶏肉は日本で購入するよりも高いような気がします。みな口をそろえて言うのは、物価は上がるのにお給料は一向に上がらないということ。みんなどのように節約するか考えるのに必死です。
住居と物価に関して言えば日本とバンクーバーは似ているため、ある意味どちらかに住んでいればもう一方に住むことも難しくないのかもしれません。でも、なるべくなら安く住めるのが理想ですよね。バンクーバーに住むのも、もう少し安ければいいのに、と常に考えてしまいますが、前回お話したとおり、自然に囲まれて住むことに魅了されてしまったので、なかなかバンクーバーから他の場所へ移ることは現時点では難しそうです。
5年間の日本でのメーカー勤務を経て2006年にカナダ・バンクーバーへ留学。現在は移民として在住し、現地企業に勤務。バンクーバーは自然が多く、健康志向な人が多いことに影響され、時間のあるときはハイキング、ランニングやヨガをして過ごしています。
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