こんにちわ。Fumiです。
みなさんはScamという言葉を聞いたことがありますか?
日本語で言うと詐欺にあたります。
私の知っている限り、日本では振り込め詐欺、中でも架空請求詐欺や還付金詐欺をよくテレビや新聞で目にすると思います。カナダでもやはり同じような詐欺が多く、被害も多いと言われています。
今回は日常的に発生している2つのscamについて紹介します。
カナダ政府から?電話でのscam
まずは電話によるscam。内容は様々ですが最もよく聞くのは「カナダ政府」からの電話。それもCRA (Canada Revenue Agency)からのもので、あなたのtax return(納税申告)ファイルを見直したところ、脱税が見つかったので今すぐに支払いをしなければ法的措置を取るというもの。直ちにコールバックするよう促します。
この内容、実はテープに録音されているので、すぐに何かおかしいと感じます。ただこの音声がとても怖い。脅しているような感じの声なので、怖くなりコールバックしないといけないのでは?と思う人もいるのでしょう。
一方で、実際に人が電話をかけてくるケースもあります。数年前になりますが、私のlandlord(家主)が自宅でこのような電話を受けました。「○○さん、CRAの者ですが、先日ファイルしたtax returnの内容に脱税が見つかりました。脱税額は3000ドルです。明日の12時に○○のスーパーマーケットに現金かギフトカードを持ってこないと警察に通報します。」ところが、landlordはこの時点でまだtax returnをしていませんでした。
また脱税して何故スーパーマーケットまで、しかも現金かギフトカードを個人に持っていかなければいけないのか。不審に思い、警察に電話したそうです。この頃はまだそこまでscamが多くなかったため、初めは戸惑ったそうです。またCRAの脱税の電話の次に多いのは中国語でのscam。
中国語でのscam
バンクーバーには多くの中国系の方が住んでいるからか、電話に出たとたん、中国語で録音された音声が流れます。残念ながら、内容は分かりません。電話によるscamは多いときで1日に3~5件かかってきます。そして発信元は大抵の場合、海外かカナダの他の都市からで、まったく身に覚えのない番号です。
そのため、こういった番号から着信があった場合、無視ができるのですが、最近ではバンクーバー市内からの発信も多く、緊急の用事でどこかからかかってきていると思いその電話に出てしまうこともあります。
最近同僚から聞いたのは、自分の電話番号からかかってくるscam。何も言葉を発しないそうです。電話でのscamも毎日変化してきて、区別がしにくくなっているのが現状です。
メールやテキストメッセージによるscam
2つ目はメールやテキストメッセージによるscam。電話より頻度は少なく感じますが、それでも週に数回はscamメール・テキストを受信します。テキストメッセージでよく見るのが銀行や携帯電話のプロバイダーからのもの。
オンラインのログインパスワードを再設定する必要があるので、リンクをクリックするように促す内容です。また私の場合、メールでよく見るのがアップルストアからのもので毎月の支払いに不具合があり、アップルIDがロックされてしまったというもの。一方で最近ではNetflixからメンバーシップ更新のお知らせがやってきました。
Netflixのメールは、正直scamではないような感じを受けましたが、私はNetflixを数年前に解約したのに、何故このようなメールが来るのか?というところから不審に思いました。どのテキストやメールもあたかも自分のアカウントに問題があったように見せて私たちを不安がらせますが、大概のscamの内容にはリンクや添付ファイルが付いており、そこからscamであることが読み取れます。
scamを防ぐ方法!
それではどうやったらscamを防ぐことができるのか?
電話の場合は知らない番号からかかってきた場合は出ずに、ボイスメールに転送する。必要な要件のメッセージが入っていれば、折り返し電話すればいいことなのです。
メールやテキストメッセージに関しては身に覚えのないものは即削除する。
もし、自分の使用している銀行などから不審なメールやテキストが入ってきたら、リンクや添付ファイルを開封する前に一度電話して何か自分のアカウントに問題があったのか聞いてみるのが一番です。
では、皆さんも気をつけてくださいね。
5年間の日本でのメーカー勤務を経て2006年にカナダ・バンクーバーへ留学。現在は移民として在住し、現地企業に勤務。バンクーバーは自然が多く、健康志向な人が多いことに影響され、時間のあるときはハイキング、ランニングやヨガをして過ごしています。
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