「カルピス」のちょっと面白い話
こんにちは、
フルーツフルイングリッシュのEriiです。
私は子供の頃からカルピスの大ファンです。
友人が私に飲み物を買ってきてくれる時は
指定せずとも必ずカルピスかコーヒーが選ばれます。
それぐらい私はカルピスが大好きです。
そして、ちなみにですが、原液派です。
原液の次に好きなのはペットボトルではなく、
缶のカルピスです(笑)。
2019年に100周年を迎えたカルピスは、
昔から日本人に愛されてきた飲み物です!
そんなカルピスが海外でも手に入ることをご存じでしたか?
自販機で販売されるほど有名ではありませんが、
アメリカでもカルピスを購入することができます。
手に入りにくい分、海外でカルピスに出会うと気分が上がります!
はじめは「お!カルピスだ!」と思いますが・・・
その次にあることに気づくと思います。
あれ?名前が違うぞ。偽物か?
日本では「カルピス(Calpis)」という名前で
親しまれていますが、英語圏では別の名前で
販売されています。
それは、Calpico(カルピコ)。
ちょっっぴりかわいい名前に変わっていますよね。
海外ではじめてカルピスを目にする日本人は誰もが
「え、カルピスの偽物?」と思うでしょう。
でも、パッケージの柄もお馴染みの白背景に青ドットです。
あのかわいいパッケージです。
飲料自体の見た目も明らかにカルピスですし、
飲んでみても「やっぱりカルピスだ!」と思う味です。
では、なぜ微妙に商品名をCalpisをCalpicoに変えたのでしょうか?
皆さんはその理由が想像できますでしょうか?
ヒントは、Calpisを英語風に発音してみることです。
Cal-pis・・・
Cal-pis・・・
Cow-pis・・・
早めに発音しているうちに別のワードが聞こえてきませんか?
そう・・・Calpisを英語風に発音すると
まさに「cow piss」と聞こえるんです!!
はい、アウト!!
pissとは「おしっこ」という意味です。
つまり cow pissですと「牛のおしっこ」という意味になってしまいます(笑)。
飲料水としてはだいぶ頂けない名前ですよね。
こりゃ~商品名を変えたくもなります。
相当Calpisの「L」を強調して発音しないと大抵のネイティブの脳は
cow pissにauto correctしてしまいます。
カルピスをはじめて見る海外の方は、
得体の知れない飲料水の上に、名前が cow pissに近かいとなると
買ってくれる人はいませんよね・・・。
「カルピス飲んだことある?」と友人に紹介したくても
英語にしてしまうとHave you had cow piss before?と聞こえてしまいます。
Eww, of course not. What kind of a question is that.
と変人扱いされてしまうかも?
というわけで・・・Calpisは英語圏ではCalpicoと呼ばれることに
なったそうです(笑)。
Wise decision I must say。
localizationの大切さを知るカルピスのちょっぴり面白い英語話でした。
人生の半分以上をアメリカで過ごし、アメリカの大学では言語学のアシスタントとして活躍されたり ネパールでも英語の講師をされていた経験があり、国際経験豊かな先生です。
人見知りしない性格で、誰とでも仲良くなる性格とホスピタリティーは英語指導にも表れています。生徒様から人気で、お客様満足度評価も高い先生です。
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする