こんにちは。インストラクターのAtsukoです。
外食もままならぬ今日この頃。ほぼ毎日ランチと夕食を作る日が続いています。とは言っても、ランチ(というかブランチ)は、一人で食べることが多いので、いつも簡単なもので済ませてしまう私。
先日、何かランチに食べる物がないかなあ、と我が家の乾物セクションをゴソゴソと探していたら、見つかった物が下の写真。いつぞや、アトランタの友人が、日本には売っていないだろうと送ってくれたgrits(グリッツ)でした。
Grits!とは?
Gritsは、アメリカ南部、特に私が17年間住んだジョージア州の名物です。日本人には馴染みがないですよねえ。
上の写真に “Corn Grits also known as Polenta” と書いてあるのが読めますか?グリッツは聞いたことがなくても、ポレンタは聞いたことがある人もいるのでは?グリッツのイタリア版です。
Corn Gritsというくらいですから、gritsの原料は「トウモロコシ」、それも “cornmeal” と言われる「ひきわりトウモロコシの粉」です。写真でも、黄色みがかった粉が分かりますよね。
gritsの調理法も色々ありますが、最も簡単なのは、上の写真の製品の裏にあったCooking Instructionsで紹介されている調理法。
Brings 3 cups water and 1/4 teaspoon salt to a boil.
Add 1 cup of Grits and reduce heat.
Cook slowly for about 5 minutes, stirring occassionally.
つまり、塩を少し入れたお湯で、5分ほど煮るだけです。簡単ですよね。
Cooked Grits!
5分後の姿がこちら。これは、私と旦那がよく朝食を食べに行っていたWaffle Houseというレストランで実際に提供されているグリッツです。
少しお粥っぽいですよね?
でも、中に浮いているのは、日本のお粥には絶対入らないもの、チーズです!
グリッツは、非常にシンプルな味なので、バターを加えたり、チーズやスクランブルエッグと一緒に食べられることが多いのです。上の写真の “PRIDE” と書いてある丸いパッケージは、マーガリンですね。私は、Cheese Gritsに黒コショウをたっぷりかけて食べるのがお気に入りでした。
映画「My Cousine Vinny」にも登場したGrits
かなり古い映画ですが、”My Cousine Vinny”は、私の好きな映画の一つ。ピカピカに綺麗だったMarisa Tomeiが、アカデミー賞のBest Supporting Actress(助演女優賞)を取った映画でもあります。
この映画のクライマックスの法廷シーンでは、Joe Pesciが演じる主人公のVinnyが、自分が弁護する被告人(Vinnyの従弟 – Karate Kidを演じたRalph Macchio)を不利に陥れた目撃者を反対尋問します。この時に、目撃者の証言(英語では、”witness’s account” と言います)を覆す証拠に使われたのが、gritsの調理時間でした。
この映画によると、上の写真のような、5分で調理できるgritsは、instant gritsで、”self-respecting southener” (誇り高き南部人)は食べないシロモノらしいです。まあ、私は、southernerではないし。この映画を見るまで、gritsが南部独特の食べ物だということさえ知らなかったし。
と長々書いてきましたが、最近は、日本でgritsを探すのも難しくないことだし、気になった方はトライしてみて下さいね。”My Cousin Vinny” もお勧めです!
海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。
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