こんにちは、羊の数が人口よりも多いニュージーランドに暮らすA.Mioです。
日本を含め、北半球に位置する場所では寒さが本格的になってくる時期ですね。私は北国出身ではありますが、寒いのがあまり得意ではありません。でも、やはりクリスマスが近づくこの時期は、ジングルベルの音が似合いそうな冬の夜や、外に出ると体の芯まで寒さが染み込むような、この時期独特の空気感が好きです。
私が暮らしているニュージーランドは南半球に位置しているため、季節が日本とは真逆になります。
12月はこちらではちょうど夏の真っ盛り、ということになります。12月に入るとどこの店もクリスマス商戦真っ盛りで、町の中には巨大なクリスマスツリー(雪の飾りつけ付き)が出現したりもします。私はこちらで夏のクリスマスを経験するのは10数度目になりますが、いまだに妙な感じがして慣れることができません。そんな様子の南半球の12月ですが、日本とはクリスマス、年越し、お正月の過ごし方も全く異なります。今回は便利な英語ボキャブラリーと共に、その過ごし方の違いをご紹介しますね。
<al frescoとは!?NZ流クリスマスシーズンのの過ごし方>
クリスマスでは日本では12月24日(クリスマスイブ)に恋人などと過ごすイメージがありますよね。
また、寒い気候がこちらでは12月25日が丁度日本のお正月のような感じで、国内外に散る家族が一斉に故郷に帰省し、家族と共に時間を過ごす、というのが一般的です。その後12月26日はBoxing dayと呼ばれる祝日になります。その後31日は日本の大みそかのような過ごし方とは全く異なり、友達とパーティーなどをしてカウントダウン、というのが主流です。
このクリスマス~年末シーズンには真夏の燦燦と降り注ぐ太陽をバックグラウンドに、多くの人が家の中ではなく、庭や屋外で食事を楽しむのがニュージーランド流です。町を歩いているとレストランの中ではなく外に並ぶ席で食事などを楽しむ人で溢れています。そして家が立ち並ぶ住宅地域ではバーベキューのよい匂いが立ち込め、夏の風物詩的なものの1つです。
皆さんはそのような屋外で食事を楽しむことを一風変わった英語で何と表現することが出来るかご存知でしょうか?
al fresco、、、。アルフレスコ。
この言葉を初めて聞くと‛エッ、イタリア語?’という感じがしますが、最近よく英語圏でも使われるようになった単語で、‛屋外で食事をする’という意味合いで形容詞・副詞的に使われます。
形容詞的な用法の例: We had an al fresco lunch in the garden.(私たちは庭で食事をした)
副詞的な用法の例: I love dinning al fresco on a sunny day.(晴れた日には屋外で夕食を食べるのが大好きです)
ニュージーランド以外の英語圏でも、気持ちがよい季節にはよく耳にする表現ですので、皆さんもぜひ覚えて使ってみてくださいね!
<potluck partyって一体何!?>
屋外で食事を楽しむことが多いこの時期には、家族や友人の家などに招かれることがいつもに増して増える非常にソーシャルな季節でもあります。こちらでは10人前後の大人数を招くのも珍しくはないので、日本のように呼んだ側がゲストに料理を振る舞うスタイルよりも、参加者が各自で食べ物(サラダ、メイン、デザートなど)を1品作って持ち寄るカジュアルなスタイルがとても人気です。(そういえば以前potluckスタイルの結婚式に招かれた経験もあります、、、。これは珍しいケースですが!)
(例)Tom is having a potluck dinner today.(トムは今日持ち寄り料理の夕食会を開く)
この表現もやはりニュージーランドだけではなく、英語圏ではよく使われるものですので、覚えておくと英語圏に長期滞在をする機会のある方はとても役に立つと思います。
日本のように季節感と趣にあふれた年末年始を送りたいな、、、とつい思ってしまいますが、‘When in Rome, do as the romans do’という有名な諺の通り、今年もまた賑やかで忙しい年末年始シーズンの過ごし方に合わせて過ごすことになりそうです!
日本だけでなく海外でも英語指導経験のある講師。大学卒業後一貫して言語指導に取り組んでおり、学習者の立場になり分かりやすく、親しみのある指導を心がけています。ニュージーランドで日本語指導経験もあり、教えるということに関してはまさしくプロ!
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