【現地発!カナダについて教えます!】春の風物詩といえば

【現地発!カナダについて教えます!】春の風物詩といえば

Hello from Canada!

Fruitful English講師のYukoです。

半年近くにも及ぶ冬が終わり、、、

と言いたいところですが!

カナダの春はなかなかやってきません。

 

気温が日中10度ぐらいに上がり、

「ようやく春だ!」と薄着に袖を通そうものなら、

次の日の朝はマイナス10度。

気温差=20度!!

寒暖の差が激しくて、体調を崩す人も多いです。

 

寒暖の差があるからこそ

そんなカナダの春ですが、

寒暖の差があるからこそ楽しめるものもあります。

それは、

カナダといえば、のアレです。

 

メープルシロップ!

 

2月末ごろ、雪解けが始まりだすと、

メープルの木にドリルで穴をあけ、バケツをぶら下げ、

樹液(=maple water) を集めます。

これを tapping といいます。

夜の気温が-5~6度、昼の気温が4度ぐらいが最適だそうです。

寒暖の差によりメープルが水分を吸い上げる、樹液を流すを繰り返すからです。

 

樹液を集めたら

樹液を集めたら、メープルシロップづくりを始めます。

メープルシロップは、茶色くて、ドロッととろみがありますが、

樹液は、さらさらの透明の液体なんですよ。

 

その樹液を大きなお鍋に入れて、

ひたすらぐつぐつ煮ます。

 

ここで注意です!

煮詰める作業は外で行いましょう。

メープルシロップ農家は、煮詰めるための小屋を持っていますが、

そうでない場合は、消して台所で煮詰めてはいけません!

蒸気に糖分が含まれているため、壁や天井がベタベタになってしまうそうです。

 

1リットルのメープルシロップを作るには

コトコト煮詰めて、数時間。

甘い匂いがかぐわしく、色も茶色、トロッとしてきます。

1リットルのメープルシロップを作るのに、

何リットルの樹液が必要でしょうか?

 

40リットルです。

 

あんなに大量にあった樹液が、こんなに少なくなっちゃった、とびっくりします。

 

パンケーキやワッフルにたっぷりかけると美味しいですよね。

カナダでは、そこにベーコンや卵ものっちゃいます。

ベーコンの塩味にメープルシロップの甘さが意外にも合うんですよ。

コーヒーや紅茶に入れるのもおすすめです。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。