みなさん、こんにちは。
当然ながら、全ての英単語や英語表現を完璧に暗記し活用するというのは理想ではありますが、現実的ではありません。この前提を踏まえると、数ある表現の中でも英語ネイティブがよく使うものから順に覚えていく方法が効率的というのは納得いきますよね。
そこで今回の記事では、多い時には日常会話の半分を占めることもあると言われる英語イディオム表現の一つ「keep an eye on」をご紹介していきます。
覚えておくと例えば旅行先などで重宝することのある便利な表現なので、ぜひ参考にしてみてください。
英語イディオム「keep an eye on」の意味は「~を見守る、見張る」
英語イディオム「keep an eye on」の意味は「~を見守る、見張る」です。日本語に訳す際はより意訳的に「~を見ておいてもらう、目を向けておいてもらう」とすることもあります。
例えば「私が化粧室に行く間、これらの荷物を見ておいてもらえますか?」と言いたい場合に
「Can you keep an eye on these things while I go to the restroom?」
と表現できます。
より丁寧な表現にしたい場合は、Can youの部分を「Could you」、もしくは「Do you mind if I ask you~?」の形で書き換えることも可能です。
このイディオム内での「eye」は単数の形で「常に見ていること」を表します。eyeと言えば名詞の意味で単純に「目」というイメージが強いですが、こんな風に同じ単語でより抽象的な意味を表せる点がおもしろいですよね。
注意!酷似した英語イディオム「keep one’s eye on…」の意味と使い方
実は、今回取り上げている「keep an eye on」のイディオムに形も意味も酷似した「keep one’s eye on…」という表現があります。このイディオムは、目を向けるという意味に加えて「~に注意を払う」というニュアンスの意味を持ち、「keep an eye on」同様、日常生活の中で使用されることが多いです。
例えば「私達はいつも他の会社が何をしているかに注意を払っています」という意味で
「We always keep our eye on what other companies are doing.」
と表現することができます。この例文内では、one’sの部分が主語weに合わせて「our」となっているのがポイントです。
こちらのイディオム内の「eye」も先と同様、単数の形で「注意、監視」の意味を表します。どちらの表現も形・意味共に酷似しているためややこしいですが、どちらも汎用性の高いイディオム表現なので余裕があればどちらも覚えておくことをおすすめします。
海外での実例!英語イディオムとの出会いは突然に!
英語イディオムとの出会いは、海外でも特に頻出のものであるほど突然にやってきます。皆さんの参考になればとの思いで、今回は私の旅行先での例をご紹介します。
学生時代にカナダ留学中、友人とアメリカに1ヶ月ほどバス旅行をしました。その時、あるバス停でバスを待っていたところ、同じくバスを待っていた見知らぬ女性にまさに今回ご紹介した英語イディオムを使って、「Can you keep an eye on my purse for me?」と話しかけられました。
当時は自分の中にイディオムを含めた自然な英語表現のストックがあまりなく、突然のことで「え?何て言っているの、この人?」と焦ったのを今でも覚えています。咄嗟に「Can youと言っているから、何かを頼んでいる、keepは~を保つという意味だから…」とそれぞれの表現を分解して何とか意味を理解し、事なきを得ましたが、「もっと自然な表現を知っていたら」と痛感しました。
こんな風に、特に海外ではこちらのレベルに関係なく、英語イディオムとの出会いは突然にやってきます。できるだけそれに備えられると良いですよね。
英語イディオム表現「keep eye on」は、日常生活でも頻出の覚えておくととても重宝する表現です。
ぜひ、あなたも様々な場面で活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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